May 14, 2010, 5:28 pm
ショパン:マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4
♪故郷ポーランドの農民たちに伝わる民族舞踊
マズルカはショパンが最も多く作品を残したカテゴリーです。 知られているだけでも58曲。 そのうちの49曲が現在でも頻繁に演奏されています。 マズルカの特徴は同じポーランドの舞曲、ポロネーズとは違い、 より女性的で流れるような曲調を持っている点です。 また3拍子でも1拍目より2拍目、3拍目にアクセントがあり、 わかりやすいワルツではない独特の民族的雰囲気を醸し出します。 このためシンプルな曲が多いにも関わらず表現の難しいマズルカは、 ピアニストからはとかく敬遠されがちなことも事実です。 その演奏家の力量が明るみに出るという言い方もされます。 マズルカはポーランドのマゾフシン地方の民族舞踊が起源で、 農民たちの間で歌ったり、踊ったりしながら伝承されてきました。 またマズル、クヤヴィアク、オベレクの3種類の形態があり、 ショパンはそれら三つを巧みに取り入れ組み合わせながら、 マズルカをひとつの確立したカテゴリーへと昇華させています。 ショパンのその他の作品に見られるような、大作的なスケール感はないものの、 最も身近な音楽として、その時々の想いをそこにスケッチしたかのような、 彼の飾らない姿が垣間見える魅力を持った作品群です。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ルービンシュタイン(アルトゥール) BMGインターナショナル(2000-11-22)
おすすめ度の平均:   2つのらしさ
F.Chopin:Mazurka No.13 in A minor, Op.17-4
December 12, 2009, 12:46 pm
ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第1楽章
♪ショパンの独創性と古典的構成美の見事な融合
形式的な型を好まず自由な作風を得意としたショパン。 膨大な数のピアノ曲中、ピアノソナタと呼ばれる作品はわずか3曲。 内最初の1曲は習作で、第2番は有名な第3楽章の葬送行進曲に、 他の楽章を後から付け足したもの。 ということで正真正銘ショパンのピアノソナタといえば まずこの第3番ということになります。 そして第3番では第1楽章の出来ばえが素晴らしく、 規模としても他楽章より抜きん出ていると言えます。 ショパンならではの幻想性、自由さがあるとはいえ、 伝統的なAABA'というソナタ形式を踏まえた、重厚で実に立派な音楽です。 ニ長調の第2主題はいかにもショパンという甘美な旋律ですが、 前後の構築性ががいつにも増してしっかりしているため、 更にそのロマン性が際立って聴こえてきます。 伝統的な形式とショパンらしいロマンチシズムが見事に融合した、 傑作と呼ぶにふさわしい音楽です。 ピアノソナタ第2番と第3番は共に、フランス中部のノアンにある、 ジョルジュ・サンドの本邸で作曲されました。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
マガロフ(ニキタ) コロムビアミュージックエンタテインメント(2003-03-26)
おすすめ度の平均:   円熟味のある落ち着いた演奏  ピアノソナタが秀逸  死の前年、ショパン演奏の頂点
F.Chopin:Piano Sonata No.3 Op.58 1st Movment
September 6, 2009, 5:51 am
ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2
♪ショパンのノクターンのひとつの頂点
英国の作曲家ジョン・フィールドによって創始されたノクターンは、 その歌謡性が稀代の旋律作家であるショパンと抜群に相性がよく、 ノクターンという形式に則ってショパンはいくつもの名曲を残しました。 当初のノクターンは左手が伴奏、右手が歌曲風の旋律という 単純なピアノ小品でしたが、ショパンはこれを基に 独自の激情性やより高度な音楽性を加味し、 芸術作品として申し分ないレベルにまで引き上げました。 よく知られるノクターン第2番などはその点ではまだまだ ショパンの本領が発揮されておらず、 むしろ第8番や第13番こそが頂点であるという見方も多いようです。 テレーズ・ダボニー伯爵夫人に捧げたことから“貴婦人の夜想曲” と呼ばれる第8番には、メンデルスゾーンがこの曲を聴いた感激のあまり、 家族に手紙でそれを伝えたという逸話も残されています。 現在では創始者のフィールドはほとんど顧みられず、 ノクターンといえばショパンということになっていますが、 当のショパンは作曲家として、またピアニストとして フィールドのことをとても敬愛していました。 ショパンがノクターンを出版し「フィールドを越えた」と評価された時にも 「フィールドと並び賞されて、僕はうれしさで走り回りたい気分です」 とそのよろこびを手紙に記しています。 このことからもショパンがいかに、ピアノにおける歌心、 歌謡性を重視していたかが窺われます。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ポボッカ(エバ) ポニーキャニオン(1999-07-16)
おすすめ度の平均:   ベスト・ノクターン!  とても神秘的なノクターン  隠れた名盤  良い演奏ですねぇ
F.Chopin:Nocturn No.8 Op.27-2
March 26, 2009, 5:47 am
ショパン:練習曲 第5番 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」
♪黒鍵だけで奏でられる煌びやかなフレーズ
ショパンの数ある練習曲中、特に華やかさが魅力の人気曲です。 右手がわずか1音をのぞいて全編、黒鍵を奏で続けることから、 後年この愛称で呼ばれるようになりました。 ところがショパン自身はこの曲をあまり評価しておらず 「黒鍵のために書かれたことを意識して聴かないと面白くない」 と言い、また指揮者のハンス・フォン・ビューローも 「ご婦人用の聴いていて気持ちがいいだけのサロン曲」 というように評しています。 たしかにショパンのいくつかの作品にみられるような深みもなく、 ただ煌びやかに黒鍵上のフレーズが並ぶようにも聴こえますが、 これを均整を保ちながらスムーズに弾く事は容易ではなく、 練習曲としても鑑賞用としてもそれぞれに魅力のある、 人気曲だけのことはあるといえます。 ちなみに右手は黒鍵ばかりですが、左手の和音は普通に白鍵も押さえています。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
フランソワ(サンソン) TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)(2007-06-20)
おすすめ度の平均:   ショパン名曲集のイチオシCDは、これだ!
F.Chopin:Etude Op.10-5 "Black Keys"
September 27, 2008, 1:58 pm
ショパン:前奏曲 第4番 ホ短調 Op.28-4
♪刻まれる和音の進行が印象的なプレリュード
「別れの曲」「革命」「子犬のワルツ」・・・ 有名なショパンの表題曲はいくつもありますが、 そのどれもがショパン自身の手によるものではありません。 ショパンは作品に題名をつけることで、 楽曲のイメージが固定されることを嫌いました。 ですから今知られるタイトルのどれもが、 後年他者によって愛称的につけられたものばかりです。 24の前奏曲には19世紀の大指揮者ビューローと、 20世紀の名ピアニスト コルトーがそれぞれに、 各曲をイメージした見出し的な表題をつけています。 第15番「雨だれ」はビューローによるものです。 第4番ホ短調にはビューローが「死・窒息」、コルトーが「墓の傍で」と名づけました。 この曲はショパンの葬儀の際、オルガンによって演奏されたと伝えられています。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
コルトー(アルフレッド) EMIミュージック・ジャパン(2001-02-21)
おすすめ度の平均:   音楽の本質とは  ショパン前奏曲の金字塔  コルトーもう一つの顔。  素晴らしい解説書
F.Chopin:Prelude No.4 in E minor, Op.28-4
February 3, 2008, 12:50 am
ショパン:練習曲 第23番 イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
♪ピアノの魅力を極めたエチュードの最難曲
「この曲は完全なるピアノ作品である」19世紀の大指揮者ハンス・フォンビューローが、 ショパンの「木枯らし」に対して残した言葉です。 ショパンの練習曲といえば「別れの曲」や「革命」などが 有名ですが、難易度やピアニステックな魅力においては、 この「木枯らし」の右に出るものはないといわれる作品です。 あたかも舞い散る落ち葉のように、激しくかけめぐる 右手の動きからこの愛称で呼ばれています。 短いながら印象的な4小節の序奏は、発表前に友人である チャールズ・A.ホフマンの助言によって付け加えられました。
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ユンディ・リ ユニバーサル ミュージック クラシック (2001-11-28)
おすすめ度の平均:   音がキレイ  かなり完成されている。  天性のピアニスト  ショパン・リサイタル ユンディ・リ/デビュー  安心して聴ける演奏
Chopin:Etude Op.25-11 "Winter Wind"
October 16, 2007, 4:22 pm
ショパン:前奏曲 第15番 変ニ長調 Op.28 「雨だれ」
♪マジョルカに降る雨を音で表現した名作
27歳のころです。 持病の肺結核が思わしくなくなってきたショパンは、 医者のすすめもあって冬の間しばらく、 温暖な場所で療養することになりました。 親しくなっていたジョルジュ・サンドの息子モーリスも、 急性リューマチにかかっていたので、ショパンとサンド親子は 共に地中海のマジョルカ島へと転地しました。 空気も澄んで風光明媚なマジョルカの自然に感激したショパンでしたが、 すぐにこの土地特有の雨期に悩まされるようになり、 また都会の暮らしになれたショパンやサンドにとって、 文化的施設の乏しいマジョルカでの生活は好ましいものではなくなっていきました。
ある日、気分がいいと出かけた先で嵐に会い、ショパンは 悪性の気管支炎を起こし喀血まで始まってしまいました。 これに驚いた家主は「すぐに出ていってくれ!」と迫ります。 しかたなくショパン一行はそこを離れ、 やっとのことで僧院の一室にたどり着きました。 サンド親子が買い物に出かけたある日、 ショパンは石造りの僧院の部屋でひとり留守番をしながら、 椅子にもたれ窓辺を打つ雨音に耳を傾けていました。 するとふいに立ち上がり、ピアノに向かうと 聴いたことのない美しい曲を奏で始めました。 「前奏曲 第15番」、あまりにも有名な「雨だれ」です。 左手が繰り返す打鍵のリズムは、まさしくぽたぽたと 落ちる雨の雫を表現しているかのようです。 それにのって流れるメロディーも、ショパンならではの 優しく美しい響きをもっています。 ショパンは生涯に24曲の前奏曲を残していますが、その中のいくつかはこうして、 マジョルカ島でのサンドとの生活の中から生まれたのでした。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ホロヴィッツ(ウラディミール) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(2003-12-17)
おすすめ度の平均:   いかにもホロヴィッツ、というピアノ  目から(耳から?)鱗が落ちました!  ホロヴィッツ嫌いが聴くべし  『悲愴』『月光』は1楽章のみ  ばんざーい!
F.Chopin:Prelude No.15 in D flat Op.28 "Raindrops"
August 16, 2007, 11:24 pm
ショパン:前奏曲 第20番 ハ短調 Op.28
♪神秘的な和声進行が美しい厳粛なコラール
ショパンは「24の前奏曲」と独立した前奏曲2曲の、 計26曲を前奏曲として残しています。 バッハの平均律クラヴィーア曲集に敬意を表して 作曲されたといわれ、先日のラフマニノフと同じく 24の調性すべてを使って作られています。 それぞれの曲は時間として短いもの、感傷的なもの、 激しく長大なものとバラエティに富み、 聴く者を飽きさせない充実した内容を感じさせます。 有名な「雨だれ」は第15番、胃腸薬のCMでおなじみの曲は 第7番“イ長調”です(胃腸とイ調をかけての起用だそうです)。 「第20番ハ短調」は基本的に和声が並ぶだけのシンプルな創りですが、 その音楽の響きは力強く、また神妙な美しさを持っています。 ラフマニノフがこの曲を主題に変奏曲を作っている他、 アメリカの歌手バリー・マニロウが「Could it be Magic」 という曲でカバーしたことでも知られています。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ブレハッチ(ラファウ) ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-10-03)
おすすめ度の平均:   旋律美に長けた演奏。  ショパン音楽としては最高レベル  これは「憂いのショパン」だと思います  So Transparent and Exquisite!  ショパンがいて、その次に自分なのです。
F.Chopin:Prelude No.20 in C minor, Op.28
March 14, 2007, 10:26 am
ショパン:ノクターン 第15番 へ短調 Op.55-1
♪静けさの中に光るショパンならではの旋律美“ノクターン”はショパンの代名詞のようになっていますが、 元々はアイルランドの作曲家ジョン・フィールドが 生み出した形式で、ショパンの時代にも ジョンはパリで次々と甘美なノクターンを作曲して、 もてはやされていました。 しかしワルツやポロネーズなどと同じく、 ショパンはすでにあった形式を独自の芸術として、 更に昇華させる才能に長けていました。 特に幻夢的な雰囲気もあるノクターンという形式は、 旋律の美しいショパンの作風にあっていたため、 イメージとしても重なるところが大きいのだと思います。 第15番は密やかな中にもやはりショパンならではの 美しい旋律が印象的な曲です。 中間部では一転した激しさも顔をのぞかせます。 アニメ版「のだめカンタービレ」第8話では、 若かりし日の桃ヶ丘音大学長ミーナが、 回想シーンで流麗に演奏していましたね。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ワイセンベルク(アレクシス) EMIミュージック・ジャパン(2004-06-23)
おすすめ度の平均:   輸入盤でリマスター有り  何度聞いても飽きない音
F.Chopin:Nocturn No.15 F-minor, Op.55-1
February 4, 2007, 5:27 am
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
♪ショパンの男性的な情熱に満ちた力強い一曲
前回の「革命のエチュード」でショパンの熱い一面に ついて触れましたが、今回お届けする「英雄ポロネーズ」は そんなショパンの祖国を想う情熱が前面に出た、 彼の楽曲中、最も男性的で力強い作品です。 たくさんのショパンのピアノ曲の中でも 常に変わらぬ人気を保っています。 “ポロネーズ”とはショパンの祖国ポーランドに 古くから伝わる民族舞踊で、婚礼や祭りなどのたびに 人々は、このリズムに合わせて歌ったり踊ったりしていました。 しかしそれも徐々に忘れられていたころにショパンが “ポロネーズ”のリズムを取り入れ、 芸術作品に昇華させた楽曲をいくつか残しました。 その中でも特に有名なのが「英雄ポロネーズ」です。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ルービンシュタイン(アルトゥール) ショパン BMG JAPAN (2000/11/22)
おすすめ度の平均:   正統に、かつ雄大に。  ショパン「ポロネーズ」の決定盤  老巨匠の若々しいショパン
Chopin:Poronase No.6 A-flat Major,OP.53 "Heroic"
January 25, 2007, 12:48 am
ショパン:12の練習曲 Op.10 第12番 ハ短調 「革命」
♪音楽にぶつけられた故国への熱い想い
ショパンには全部で3つの練習曲集があります。 その内の12曲からなる作品10の、ラスト第12番に あたるのがこの「革命」と呼ばれるエチュードです。 作品10はリストに捧げられ「革命」の名はリストがつけたようです。 故郷ポーランドの革命軍がロシア軍によって鎮圧され、 首都ワルシャワも陥落したとの知らせを受け、 やり場のない思いを「革命のエチュード」にぶつけたのです。 ショパンはひ弱で曲調もロマンチックなイメージがありますが、 実は革命心などにも燃える熱い心を持った人でした。 このエチュードでは左手の練習のために、速いパッセージが繰り返されます。 一見難しそうですが形だけなら、案外楽に弾ける曲のようです。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ブーニン(スタニスラフ) ビクターエンタテインメント (1986-07-21)
おすすめ度の平均:   衝撃のショパン・コンクール・ライヴ 2  良いものは、良い。  すごい!  緊張感と情熱  初心者でも
Chopin:Etude Op.10-12 in C-minor
December 12, 2006, 12:10 am
ショパン:エチュード Op.10-4 嬰ハ短調
♪機械的なまでに連続する音
ショパンのエチュードはピアノの練習用でありながら、 同時に優れた芸術性も持っています。 先日ご紹介した「別れの曲」もエチュードのひとつです。 今回お届けする作品10-4は、とにかく速いパッセージで 徹頭徹尾弾き倒すという感じの曲で、 右手と左手すべての指を素早く正確に、 そして均等に動かすための練習曲です。 動きは速いですがある意味機械的に進んでいくので、 ピアニストにとっては労せずして それなりに聴こえるありがたい曲のようです。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ポリーニ(マウリツィオ) ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-01-23)
おすすめ度の平均:   現代の至高の藝術  人間はここまで正確になれるのか
F.F.Chopin:Etude Op.10-4 in C♯Minor
December 3, 2006, 5:29 am
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 「遺作」
♪深く哀しく響くトリル
この曲の作曲当時ショパンには、 コンスタンツィア・グラドコフスカという 片思いの女性がいました。 それが大きく反映された自身の代表作 「ピアノ協奏曲第2番」からの引用もあり、 なんともいえず切ない哀しげな響きがあります。 元来は姉のピアノ練習用に書かれたようです。 ショパンのノクターンの中では俗に“ノクターン”と 呼ばれる"第2番変ホ長調"と並んで有名で、 映画「戦場のピアニスト」やテレビCMでも 流れるなど人気も高いです。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
アラウ(クラウディオ) マーキュリー・ミュージックエンタテインメント (1997-07-02)
おすすめ度の平均:   カンタービレ
F.F.Chopin:Nocturne No.20 in C♯minor
December 2, 2006, 12:30 am
ショパン:ノクターン 第19番 ホ短調 Op.72-1
♪若き日のショパンの苦悩
ショパンのノクターンは全部で21作ありますが、 その中で最初に書かれた曲です。 まだ17歳であったにもかかわらず、 深い哀愁を感じさせるこの曲を書いた頃、 ショパンは最愛の妹エミリアを 結核で亡くしています。 その悲しみや痛手が曲想に 表れているのかもしれません。 この若さにしてこれほどの孤独感を出せるところに、 ショパンの非凡さを感じます。 晩年の作品と思われる方がいても、 少しも不思議がないくらいです。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
ポボッカ(エバ) ポニーキャニオン (1999-07-16)
おすすめ度の平均:   とても神秘的なノクターン  隠れた名盤  良い演奏ですねぇ〜
F.F.Chopin:Nocturne No.19 in E-minor, Op.72-1
November 30, 2006, 12:00 am
ショパン:エチュード Op.10-3 ホ長調 「別れの曲」
♪聴く者の心に染み入るショパン屈指の名旋律
作曲したショパン自身が「かつてこれほどに美しい旋律を 作ったことはない」と言ったといわれる、 おそらく知らない人のないような名曲です。 ショパンの作品の中ではもちろん、すべてのクラシック 名旋律の中でもトップクラスではないでしょうか? エチュードとは“練習曲”の意味ですが、ショパンの場合 単なる練習曲にとどまらない高度な芸術性も備えています。 「別れの曲」というタイトルはショパン自身によるのではなく、 彼の伝記映画「別れの曲」の中で頻繁に流れていたので、 この名で呼ばれるようになりました。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
フジ子・ヘミング ビクターエンタテインメント (2003-02-05)
おすすめ度の平均:   参考になりました  リストを聴くならこれ。  フジコ・ヘミングを聴くならこれから  この程度  世界一のピアニストだ!
F.F.Chopin:ETUDEN Op.10-3 Edur Sadness
October 23, 2006, 6:49 am
ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
♪ノクターンといえばこの作品
いわずと知れた有名曲ですね。 テレビCMから電話の待機中音楽まで、 とにかく至る所で使われ耳に流れてきます。 意外と弾くことが難しくないことから ピアノ練習曲としても人気が高いようです。 そんなことからかクラシックの世界では 通俗曲として軽く見られがちですが、 このメロディの美しさはやはりショパンならではのもので、 音楽的内容云々を越えて長く愛されていくであろう名曲だと思います。 映画「愛情物語」ではカーメン・キャバレロによる アレンジと演奏版がテーマ曲になっていました。
〜 この曲が入ったお薦めのCD 〜
フジ子・ヘミング ビクターエンタテインメント (2005-12-16)
おすすめ度の平均:   透明感あふるる
Frédéric François Chopin:
Nocturne No.2 Eb Op.9-2
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