December 27, 2008, 11:42 am
山椒大夫14
森鴎外「山椒大夫」14(最終回)です。青空文庫より。

関白師実の娘といったのは、仙洞にかしずいている養女で、実は妻の姪である。この后は久しい間病気でいられたのに、厨子王の守本尊を借りて拝むと、すぐに拭うように本復せられた。


何とか年内に最終回を迎えることができました。お聴きいただきました皆さま、ありがとうございます。 どうぞ良い年をお迎えくださいませ。   
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December 25, 2008, 5:25 pm
山椒大夫13
森鴎外「山椒大夫」13です。青空文庫より。

あくる日に国分寺からは諸方へ人が出た。  
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December 19, 2008, 8:35 pm
山椒大夫12
森鴎外「山椒大夫」12です。青空文庫より。

中山の国分寺の三門に、松明の火影が乱れて、大勢の人が籠み入って来る。先に立ったのは、白柄の薙刀を手挾んだ、山椒大夫の息子三郎である。三郎は堂の前に立って大声に言った。  
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December 15, 2008, 8:31 pm
山椒大夫11
森鴎外「山椒大夫」11です。青空文庫より。

「わたしが久しい前から考えごとをしていて、お前ともいつものように話をしないのを、変だと思っていたでしょうね。もうきょうは柴なんぞは苅らなくてもいいから、わたしの言うことをよくお聞き。  
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December 12, 2008, 9:31 pm
山椒大夫10
森鴎外「山椒大夫」10です。青空文庫より。

あくる朝、二人の子供は背に籠を負い腰に鎌をさして、手を引き合って木戸を出た。山椒大夫のところに来てから、二人一しょに歩くのはこれがはじめである。  
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December 3, 2008, 10:35 pm
山椒大夫9
森鴎外「山椒大夫」9です。青空文庫より。

水が温み、草が萌えるころになった。あすからは外の為事が始まるという日に、二郎が邸を見廻るついでに、三の木戸の小屋に来た。  
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November 26, 2008, 8:14 pm
山椒大夫8
森鴎外「山椒大夫」8です。青空文庫より。

二人の子供が話を三郎に立聞きせられて、その晩恐ろしい夢を見たときから、安寿の様子がひどく変って来た。顔には引き締まったような表情があって、眉の根には皺が寄り、目ははるかに遠いところを見つめている。そして物を言わない。  
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November 21, 2008, 6:39 pm
山椒大夫7
森鴎外「山椒大夫」7です。青空文庫より。

ある日の暮れに二人の子供は、いつものように父母のことを言っていた。それを二郎が通りかかって聞いた。二郎は邸を見廻って、強い奴が弱い奴を虐げたり、諍いをしたり、盗みをしたりするのを取り締まっているのである。  
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November 14, 2008, 5:52 pm
山椒大夫6
森鴎外「山椒大夫」6です。青空文庫より。

翌日の朝はひどく寒かった。ゆうべは小屋に備えてある衾があまりきたないので、厨子王が薦を探して来て、舟で苫をかずいたように、二人でかずいて寝たのである。  
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November 7, 2008, 6:19 pm
山椒大夫5
森鴎外「山椒大夫」5です。青空文庫より。

「お母あさまお母あさま」と呼び続けている姉と弟とを載せて、宮崎の三郎が舟は岸に沿うて南へ走って行く。「もう呼ぶな」と宮崎が叱った。  
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October 29, 2008, 11:04 am
山椒大夫4
森鴎外「山椒大夫」4です。青空文庫より。

山岡大夫はしばらく岸に沿うて南へ、越中境の方角へ漕いで行く。靄は見る見る消えて、波が日にかがやく。    
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October 21, 2008, 8:13 pm
山椒大夫3
森鴎外「山椒大夫」3です。青空文庫より。

ここは直江の浦である。日はまだ米山の背後に隠れていて、紺青のような海の上には薄い靄がかかっている。  
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October 10, 2008, 6:15 pm
山椒大夫2
森鴎外「山椒大夫」2です。青空文庫より。

荒川にかけ渡した応化橋の袂に一群れは来た。潮汲み女の言った通りに、新しい高札が立っている。書いてある国守の掟も、女の詞にたがわない。  
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October 1, 2008, 6:26 pm
山椒大夫1
森鴎外「山椒大夫」1です。青空文庫より。

越後の春日を経て今津へ出る道を、珍らしい旅人の一群れが歩いている。母は三十歳を踰えたばかりの女で、二人の子供を連れている。姉は十四、弟は十二である。  
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June 27, 2007, 9:58 am
高瀬舟 3
森鴎外「高瀬舟」3(最終回)です。青空文庫より。
次第に更けて行く朧夜に、沈默の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべつて行つた。

<注釈>
オオトリテエ:autorite’(仏)権威  
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Posted by yukari at June 27, 2007, 9:58 amComments(0)TrackBack(0)
June 16, 2007, 5:00 pm
高瀬舟 2
森鴎外「高瀬舟」2です。青空文庫より。
思いもよらぬ喜助の話に深く考え込む庄兵衛。
やがて、あることに気づくのだった。  
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Posted by yukari at June 16, 2007, 5:00 pmComments(0)TrackBack(0)
June 2, 2007, 10:55 am
高瀬舟 1
森鴎外「高瀬舟」1です。青空文庫より。
不思議だ、不思議だ。この男はどうしたのだろう…
庄兵衛はこらえ切れなくなって喜助に問いかけた。  
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Posted by yukari at June 2, 2007, 10:55 amComments(0)TrackBack(0)