December 26, 2009, 2:26 pm
「女の戦い」
onnnano      女の戦い 
             
               永瀬清子

底本:思潮社刊「あけがたにくる人よ」所収

この作品の著作権は著作権者様に帰属しております。
Podcast配信にあたりましては、出版社を通し、著作権者様のご許可をいただいております。

朗読:みさきすずか


詩集「あけがたにくる人よ」巻末の作品です。

抒情性たかくうたいあげた「あけがたにくる人よ」「古い狐のうた」などの一群
「その家を好きだった」「私と時計」の一群
そして「黙っている人よ 藍色の靄よ」をはじめとする夫への哀歌。
これは、さいごの群の、もはや詩というべきか 哀傷のつぶやきといったらいいでしょうか。

ほとばしることばを そのままに書きつけた
生のまま きざみとられた家族のすがたは
択びとる加工をくわえぬままに たれの干渉も受けず
まっすぐに こころにさしこんできます。

おろかな。というはたやすい。
おろかであると うけいれるのは
なまじいに うつわを選ぶのです。

いつか ではなく
いま 生きているうちに。

  
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Posted by Misaki Suzuka at December 26, 2009, 2:26 pmComments(0)TrackBack(0)
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