2年前「あけがたにくるひとよ」でスタートしたこのサイトが
おかげさまで昨日、20万アクセスを超えました。
このように多くの方に聴いていただけるとは思ってもいませんでした。
なにしろここは、朗読というくくりのなかでもとりわけ辺鄙な一画と自認しています。
訪れてくださったみなさま、ありがとうございます。
アップするまでは、ひたすらパーソナルな作業です。
パソコンの画面とむきあい、自分と向き合う、ただそれだけの時間です。
でも。
それだけが永遠に続くのだとしたら
昨日のような日がついてきたんでしょうか。
たなにころげたじゃがいもが
水をさっし
気にさそわれて
まだみぬひかりにあこがれる
ちょっとのびしてみようかな・・・・
ひよ ひよひよ
するする するるるるr・・・・・
自宅は旧街道に沿っているので、波のような車の音が絶えません。
電話、人声、水槽のモーター音。
しょっちゅういろんなものがとびこんでくるので、自宅では題材選びと編集だけです。
弾けもしないのにグランドのある景色が好きなのと、録音環境が変わることも考慮して、いつもおなじ部屋をとります。
そこですべてを。
空間と時間を切った場所。
すゞはらひのラボラトリです。
無茶かもしれませんが、結果、いちばん無理のない方法と割り切りました。
はじめのうちは、予定を繰り合わせ、部屋を取り、機材をセットし、さてページを繰るうちにどっと眠気がさして、寝こけたなんてこともありました。
おうたなんか出てきた日には・・・・
わたしは譜を起こせませんし、目の前にピアノはありますが、いかにずうずうしいとはいえ、こればっかりは肯んじえません。
付け加えて言うなら、ピアノ練習曲でそだったかなしさ、おきまりのスタイルをどこかに引きずっています。
ですから。
ことばをじーっとみて、そのとき
きこえてくるものを 声に出す。
くりかえし くりかえし
音の高低が同じ軌跡をたどって
もう それからは その音程でしかきこえてこなくなるまで。
どっかからご先祖様が交信してくれてるのかな、なんてちょっと思いながら。
きのうまでの配信回数、169回。
さすがに容量も気になり、ごった煮の中味を整理し始めました。
先日、先陣を切って、「草迷宮」を別URLで独立させました。
みだしなどもととのえて、検索しやすくしています。
まずはファーストテイクのままですが、のちのち、再録音をと考えています。
そのときには、冒頭のあたりのリズム、また読み進むうちに気のついたことなどもクリアしたいと。
宮沢賢治も手をつけました。
いろいろ迷ったのですが、あゆみもまたひとつのpropertyとして、全件移行の予定です。
ただあまりにも編集が未熟なものは、すこしブラッシュアップするつもりです。
先日いただいたコメントが、よみっぱなしへの反省のきっかけになりました。
二度目が必ずしもよくなるというわけではないけれど、すくなくとも射程には入れておくべきだと。
同様に、当初から考えていながら、いまだ課題となっていたことも。
そして、さらに
読み解く、という作業をいますこしポジティブにする。
作品を
ただ呈示 present するだけでなく
ひとり演技 play としてでなく
イメージすなわち骨格 structure を表現する。
いま そんなことを考えています。


