中国内陸部の悪化する環境と、今後の中国への期待を歌ったラップです。
漢文や漢詩のネタを色々取り入れ、直接的でなく、
文学的な表現に徹してみました。
「自然 〜人民的使命〜」
Words&Rap:FUJII SEIJI Music:X-Plorez
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中国五千年 その大地
泰山黄山 人々が愛し 畏怖の念を抱いてきた自然
今、越えなければならない試練
汚れつつある中国の大地 発展という名の欲望の怪奇
置き去りの山の民の苦渋の中 流れ続ける「墨汁の河」
山でまた一人若者が死んだ
みんなが血を売り求めた金貨
そして患った不治の病 死神が宿った、無知の山に
広がり続ける砂の大海 水を乱用した裏の大罪
巻き起こる嵐 黄色い砂 消えゆく「森」という命綱
内なる地の人は罪もなく 今日も石から炭を焚く
そしてこの地に黒い雨が降る 枯れて消えた森の跡に風が吹く
★繰り返し
華南の大地を流れる揚子江 見守り続けた人間の幸不幸
小さな人知を超えた悠久の自然 今日も時が流れる、悠々として
手も打たれている白色汚染 一方でまかり通る悪徳の手
来たるべき世界の頂点ならば 変革は必要な挑戦だから
中国は変わっている、一歩一歩
きっと届く人々の祈りも とは言えそれとて、人の世の話
風と共に消えていく物語
天は草々、野は茫々 中国の自然の無限の様相
十三億とてここでは小なり 壮大な歴史が息づく、黄河に
いかなる時も大地の真ん中に、人の国が敗れようと山河あり
千年の昔に詠まれた春望 変わらず繰り返す春夏秋冬
★繰り返し
---------- 解説 ---------------
・泰山、黄山…ともに中国の名山。世界遺産に指定されている。
・「墨汁の河」…内陸部で深刻に汚染された川のこと。現地の人々は「墨の河」と呼ぶ。
・血を売り求めた金貨…1990年代に、内陸部の貧しい人々が、現金収入を求めてした「売血」のこと。
・死の村…「エイズ村」のこと。上記の売血により、内陸部にはいくつかの「エイズ村」がある。
・砂の大海…内陸部で進行している砂漠化のこと。
・黄色い砂…黄砂
・内なる地の人は〜石から炭を焚く…
内陸部には、石炭を燃やす以外のエネルギー供給方法がなく、
この石炭を焚く行為が、大気汚染をさらに進め、酸性雨の原因となっている。
・黒い雨…酸性雨
・白色汚染…ポリ袋など、プラスチック系のごみのポイ捨てによるごみ問題。
これらのゴミが白く目立つことから、この名がついている。
中国では、この白色汚染への対策として、08年6月1日から、レジ袋が全土で完全に有料化された。
・悪徳の手…深刻な汚職。
・「天は草々、野は茫々」…「敕勒歌」(作者:斛律金、北斉時代の詩人)
この歌の一節「天は草々たり野は茫々たり 風吹き草低れて牛羊見る」より
