《礼拝説教》 2010年 1月31日 伊東献仁
「あなたはわたしの愛する子」
テキスト・ローマ人への手紙 6章3〜5節
主題聖句・「そして天から声がした。『あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。』」(マルコの福音書 1章11節)
教会の働きの中で大切なことは、正しく礼典(洗礼式と聖餐式)が執行されるということです。教会における洗礼について、旧約聖書の中にその実体を見ることはできませんが、パウロによると、出エジプトの出来事こそ、まさに新約聖書における洗礼の予表となったと言うのです。神様は海をまっ二つに分けて、その中を通過させることによって、イスラエルの民に洗礼を施されたのです。
ヨハネによる洗礼は、罪の悔い改めをした人に対して、その罪が赦されたということのしるしとして授けられたものでした。それは、やがておいでになる救い主イエス・キリストを信じるための道備えでもありました。そのヨハネからの洗礼を主イエス様が受けられたとき、イエス様のアイデンティーが明らかになりました。そこから救い主としての働きが展開されて行きました。
イエス様は、罪を悔い改めてキリストの救いを信じさえすれば、それで良いとは言われませんでした。罪を悔い改めて救われ、生まれ変わりを経験した人は、その信仰を世に向かって告白する必要があります。洗礼とは、キリストのものになりました、キリストにあずかりましたということを、行為をもって告白することです。
救われた者は、洗礼という信仰告白をもって神の民の一員とされ、過去においては罪に死に、現在においてはキリストの命に生き、将来においては栄光の体に変えられる希望をもってクリスチャン生活を全うさせていただけるのです。