January 4, 2007, 9:24 pm
冬の運動会
向田邦子の作品です。人生の機微が見え隠れする文章が好きなので、良く読んだものでしたが、この作品の中にもそれはしっかりと見て取れました。
大学生のキクオの未熟なとこが苦しいくらい理解できて、両親とのかかわりの中ですれちがいや、真っ向からのぶつかりあいも、肌に感じるほど痛みが伝わりました。特に母親の言葉が、いくつか、心に残っています。それは辛らつでそして、深い愛を感じる言葉でした。反発しても、物事が見えてくる時って、急に視界が広がったように、すっきりと鮮明に映る気がしますが・・いろんな事があって、経験して、やっと、時間がもたらしてくれる産物を得ながら歳をとるのでしょうか。人生をそれぞれのステージで生きている人達が見事に描かれていました。特に老いた祖父の最後の恋では、いい意味で、参りました。人を愛するのに理由は要らないのかもしれませんね。
大学生のキクオの未熟なとこが苦しいくらい理解できて、両親とのかかわりの中ですれちがいや、真っ向からのぶつかりあいも、肌に感じるほど痛みが伝わりました。特に母親の言葉が、いくつか、心に残っています。それは辛らつでそして、深い愛を感じる言葉でした。反発しても、物事が見えてくる時って、急に視界が広がったように、すっきりと鮮明に映る気がしますが・・いろんな事があって、経験して、やっと、時間がもたらしてくれる産物を得ながら歳をとるのでしょうか。人生をそれぞれのステージで生きている人達が見事に描かれていました。特に老いた祖父の最後の恋では、いい意味で、参りました。人を愛するのに理由は要らないのかもしれませんね。
January 4, 2007, 8:55 am
夢駆ける馬ドリーマー
期待をかけられた競走馬ソニアの怪我は致命的。走れない馬の価値はないとばかりの扱いに、憤りを感じた一人の調教師とその娘ケール。
いとおしむ心はソニアに届いて、見事カムバック。
ソニアを囲む家族とその仲間のあり方がとても暖かい映画。
ダコタファニングの可愛くてそのおしゃまな表情を観てるだけで、じんわりと暖かさが満ちてくる。
ぎりぎりのところで選択を迫られる時って、苦しいけれど、だけど苦しんだ分、もしかしたらなにかが
もたらされるのかもしれません。なにもかも、失うかもしれないけど、何かを得るための厳しい選択をした時、心を決めた時、勝負は決まってしまうのですね。
夢だからと・・もう夢もみれなくなってる自分に、ちっちゃな希望がきらきらと降りそそぐような気がしてくる映画でした。
December 1, 2006, 9:51 pm
ありがとう
阪神淡路大震災から街の復興までの軌跡をだとりながら、実在のプロゴルファー古市さんがプロテストをめざして奮闘された姿を描いている映画です。
誰かに生かされているんや・・と、いう思いが震災の厳しい状況の中、救命活動を行い尊い命を目の前で失った経験を持つ古市さんの心からの叫びでした。
あの日を経験し、人のぬくもりを感じられることができた彼の口からでる言葉。ストレートに「ありがとう」という言葉が染みました。前半の生々しい震災現場と後半の試験に臨む彼の意気込みは誰が観てもきっと胸にぐっと来るものがあるしょう。
赤井さんの関西弁は暖かかったです。
November 21, 2006, 12:21 am
プラダを着た悪魔
NYのファッション雑誌の悪名高き編集長ミランダの元で、アシスタントとなる女の子。毎日、悪魔?の意地悪な注文は加速するばかり。名前があるのに、歴代のエミリーと呼ばれるアシスタント業。
携帯で深夜まで仕事に縛られるのは、程度の差こそあれ、似たような感じなので気持ちはわかるなぁーと共感。報酬の為だけに働くのは違うと思うけど、自分の大切なものが見えなくなったり、なくしてしまったりする事は、やっぱり辛いね。ブランド好きなおしゃれさんには、たまらなく魅力的なファッションが万華鏡のように繰り広げられてまばゆいばかりの華やかさ。美しさを求めてやまない世界で生き抜くのはミランダとて死に物狂いなのでは・・と華やかな世界の裏側に哀れさえ感じました。何が一番大切?
November 17, 2006, 1:51 am
地下鉄に乗って
親子の長い間の亀裂みたいなものを取り戻すために地下鉄に乗って、昭和39年の昔にもどる主人公。
戦後の混乱の時代をがむしゃらに生き抜いてきた父親との関係は、殺伐とかんじられていましたが、
主人公が知らなかった父親の姿を知ることにより最後には和解の方向へと・・。主人公の現在の生活に潜む「惑い」みたいなものがタイムスリップするたびに、浮き彫りにされているところが共感できましたが、スリップした場所での出来事が今の(人)を亡くしてしまう事になったり。・・少しだけぼんやり?と思う部分も。それでも、それはそれで生々しくなくていいのかなと思ったり。親と子の絆・・私には手が届くところにありながら、きっと、手にすることなく見失うもの・・。父に涙して語った主人公の台詞だけが何度も蘇ってきました。帰り道、地下鉄の暗い壁と向き合った時、タイムスリップできるのなら、もしかしたら、取り戻せる何かがあるのかな、それとも何もなくなる方がいいのかなと、ふと、頭をよぎりました。自分のルーツである両親・・人それぞれに思うものでしょうけど、私には少々辛い感情が渦巻く映画となりました。
November 3, 2006, 12:29 am
同じ月を見ている。
小学生二人の男の子。
裕福な家庭のてっちゃんと 両親を失い孤独なドンちゃん。
そこへ加わる心臓を患った少女。
念力という不思議な力で人のこころを絵に表現できるドンちゃん。
やがて・・成長した3人がそれぞれに歩む道。
友情と呼ぶにはあまりに過酷な選択をするドンちゃん。
少女の為に、心臓外科をめざし、すべてをかけているてっちゃん。
それぞれに苦悩して、たどりつく場所。
心のうちをキャンバスに狂ったように表現する時のドンちゃんの心を思うと
声が出るほど、泣いてしまいました。
清らかな魂はどんな人の心にも住んでいるはずなのに、どうして人は、それを忘れて
しまうのでしょうね。
人の心に良い変化をもたらす人は、魂が綺麗です、きっと、同じ月を見てもその輝きはよりいっそう輝いてみえるのでしょう。
October 22, 2006, 6:43 am
彼女たちの時間
幼い頃からの友達の二人。演劇をめざして一人は少しずつ力をつけてその道へ。もう一人は、普通の結婚へと。恋愛の嫉妬にも似た感情を断ち切っての絶交。距離を置いていたはずが、再び関わることになるのですが。女優の彼女は当たりかまわず男性と関係するなど自由奔放な性格。自分の都合のいい時だけ、友人を求め、ひどい仕打ちで退けることも少なからず。そしてもう一人の彼女は、誠実な結婚相手にさえ、嘘をつき、ふらちな女優にすべてを捨ててのめりこんでしまい傷ついていくのです。因果応報というべきか・・彼女にひどい事ばかりしていた女優は体を患い救急隊を待つ事に・・しかし、友人は救急隊の呼び声に応じず・・そこで裏切りへの報復をするのですが・・。まさに天罰のように、それは残酷なシーンです。好き勝手に生きる人はこの世の中に溢れていますが・・もしも、神がいるのなら、その罰として・・あらゆる手段で・・あらゆる困難を・・その人にもたらすのかもれませんね。人の心なんて お構いなしで、人を利用して、ひどい仕打ちをする人は本当にいますね。困った時だけ、助けて・・なんて 報いを受けて当然です。
October 16, 2006, 12:05 am
ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
ある日、その家にやって来た乳母は魔法使いのナニー。魔法のステッキを駆使して、ナニーは子供達に5つの事を教えていくんだけれど・・。
7人の子供たちのいたずらぶりが凄すぎ〜。
母親を亡くして、父親の愛を手放してしまったと勘違いしている子供達の小さな心はいたずらという形で
しか、自分達の心を表現できなくなってしまった見たいで・・。
カラフルな映像美が楽しめて、そのステッキの先から繰りだされる魔法に驚かされて
少しずつ素直な言葉が言えるようになる子供達の変化を見ながら、思わず最後には微笑がこぼれる作品でした。
子供の時のいたずらって殆ど覚えがないけど、今なら、時々、会社のロッカーに隠れてて脅かすことくらいかな〜。
↑最近、そういえばやってない。笑。
October 4, 2006, 1:24 am
かもめ食堂
フィンランドのある町。
おにぎりがメインの日本の食堂が舞台。
ふと知り合った日本人の女性二人と店主との関わり。
のんびり〜ほんわか〜とゆっくり時間が流れるシーンが多い。
土地の人とかかわりの中で、見え隠れする人間模様。
世界中のどこに行っても、人が抱える悩みなんてあまり変化ないんだなと
変に納得するような気持ちになる。
そして・・ついに閑古鳥が鳴いてた食堂が満席になる日が・・。
店主が、おにぎりがメインのメニューとなった由縁を語るのですが、
ちょっとしたエピソードも手伝って、うるうるしながら、食いしん坊の私は
鑑賞中ずっと・・梅 鮭 おかかおにぎりがしきりにべたくなるのでした。
個性派の女優さんがそれぞれに輝いている作品でした。
たとえるなら、味わいのある使いこんだテーブルにうつぶしてる安心感みたいな感じかなぁー。



