October 12, 2009, 9:50 am
無声慟哭
「無声慟哭」! 宮沢賢治が妹の死の床で歌った「心象スケッチ三部作」最後の作品です。まるで津波のように押し寄せてくるものがあり、ただただ圧倒されます。さてこの三部作も収める「春と修羅」が世に出たのは1924年。同年秋にはすっかり読み終えていたらしい草野心平さんは――感動したとはいえ難解だった・・・むしろ理解を拒絶するようなところがあった・・・極く簡単な私の作品などでも、詩を分る解説者が案外誤解している場合が相当ある――などと新潮文庫の解説で述べておられます。お陰で私は、賢治さんの津波に飲み込まれたままの自分を少し許し、救われた気分になったのでした。( ←「松の針」)( ←「永訣の朝」)
October 10, 2009, 9:39 am
松の針
宮沢賢治の処女詩集「春と修羅」には1922.11.27と日付を付された詩が3つあります。いえご本人は「何と申しても自称の心象スケッチ屋で、詩とは局外のつもり」とおっしゃっているので「3つの心象スケッチ」と言うべきでしょうか。そのトップにおかれた「永訣の朝」を当ブログは開設初掲載作品とさせてもらったのでした。3つで1つのような作品ですが、当時は続けて全部を読む気に何故かなれず...今頃やっと宿題に取りかかっております。今日はまず「松の針」。なお最終行頭の語は多くの本でterpentineとなっていますが、ここでは草野心平さんの編集に従いturpentineを採用して音にいたしました。賢治さんが原稿の欄外にturpentineと書き込んでいたとの注釈を筑摩書房の校本で見つけましたし、妹トシは母校で英語を教えてもいたそうですから。( ←「永訣の朝」| 「無声慟哭」→)
October 4, 2008, 2:04 pm
よだかの星 (その3)
「よだかの星」最終回です。リクエストくださったKさんは、小学校でこのお話の放送劇に出演されたそうですね。実は私も、なんですよ。ですからここ数日、心はウン十年をひとっ飛び、給食の時間に流す「よだかの星」制作に追われる放送部員。放課後、こうやって仲間と居残る時間の愉しかったこと! そうそう、お昼の放送はいつもこう閉じるんです。小学校の名前の頭文字とNHKをミックスして「これで楽しいお昼の放送の時間を終わります。OHK」。( その1)( その2)
October 2, 2008, 11:07 am
よだかの星 (その2)
もしかして“よだか”をご覧になったことありますか? 私はまだ。で気になってしかたがなくてネットで探したら、イーハトーブ・ガーデンという素敵なところにありました! nenemu8921さん、有難うございます。ほら、 これ
です。うわっ、カワイ〜イ! と私は思うんですけど...? ( ←その1| その3→)
September 30, 2008, 10:27 am
よだかの星 (その1)
宮沢賢治の「よだかの星」にリクエストを頂戴しました。有難うございます。これから3回連載でお届けしてまいりますので聴いてやってくださいネ。(他にもご提案などございましたら、コメント欄をお気軽にご利用ください。メールの場合はトップページ左欄“管理人あいさつ”の最後に記したアドレスからどうぞ!)( その2→)
April 6, 2008, 2:55 pm
セロ弾きのゴーシュ(その6)
「セロ弾きのゴーシュ」最終ファイルです。この作品はきっと賢治さんの夢と願望が生み出したものなのでしょう。セロにあこがれ上手になりたくて、彼自身もかなりの猛練習に励んだそうですが、ゴーシュよりもっと“gauche”(不器用)だったのか、結局、弾きこなせるまでには至らなかったようです。いえ、そんなことはどうでもいいこと。作品のタイトルも中味も、純粋にスバラシイのですから! ( その1)( その2)( その3)( その4)( その5)
April 4, 2008, 11:33 am
セロ弾きのゴーシュ(その5)
生き物との出会いが続くゴーシュさん、今晩はまたやけに優しくて...。その変身ぶりをよむ最中、私は岩合光昭さんの1枚に写真に目を奪われました。今回の主役・野ねずみの仲間と思しき小さな生き物が、伸びをして立ち上がり、両手で野の花を抱きよせ花びらに鼻をうずめてうっとり目を閉じているんです。その表情ったら! ( ←その4 | その6→)
March 31, 2008, 10:27 am
セロ弾きのゴーシュ(その4)
「セロ弾きのゴーシュ」には魅力的なキャラが次々に登場しますが、中でも今回の“狸の子”は実に秀逸! こんなチャーミングな造形をするなんて、賢治さんの才能にただただシャッポをぬぐしかありません。( ←その3 | その5→)
March 28, 2008, 3:58 pm
セロ弾きのゴーシュ(その3)
お話に出てくる「第6交響曲」はベートーヴェンの「田園」だと誰もが考えているようですね。そういえば「田園」第2楽章の最後のところなど、鳥のさえずりがいっぱい聞かれ、今回のファイルの主役“かっこう”も鳴いてます。( ←その2 | その4→)
March 26, 2008, 2:08 pm
セロ弾きのゴーシュ(その2)
宮沢賢治は音楽が大好きで、音源をかなり収集していたそうです。もちろん昔のこととてCDなどなく、SPと呼ばれた黒い大きなレコードを。お若い方はご存じないかもしれませんが、SP盤は重くて割れやすくて、へたに針を落としただけですぐ傷つくような本当に大変な代物だったんですよ。( ←その1 | その3→)
March 25, 2008, 11:10 am
セロ弾きのゴーシュ(その1)
今日から何回かに分けて宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」をお届けいたします。賢治さんの本を持って人が集まると、同じお話でもその人数分のバージョンがある、などと言われます。今回“たんぽぽ”では「風の又三郎」(新潮文庫・昭和49年)に収録されているバージョンを採用。ってつまり、手持ちの親しい本を片手に読ませていただくという次第。もう紙も変色して茶色っぽくなっている年代物です!( その2→)
February 10, 2008, 10:59 am
鹿踊りのはじまり (その3)
「鹿踊りのはじまり」の最終回です。いきなり歌から始まる歌いっぱいのファイルになりました。“星めぐりの歌”のように賢治さんの楽譜があればよかったのですが、そんなものは見当たらず、結局、♪どんどこ落ちるは滝の水、梅か桜かいちょせのせ♪等々、遊び歌を歌う気持ちや、かるたの詠み札を担当するような気持ちで挑戦しました。作品の味わいをどこまでお伝えできましたのやら...悩みは尽きません。( その1)( その2)
February 9, 2008, 10:56 am
鹿踊りのはじまり (その2)
花巻鹿踊りを生で観たことはありませんが、映像で知るかぎりでは、踊っているのは角のある牡鹿ばかりのようですね。でも宮沢賢治のこのお話の中には牝鹿も小鹿もいるような気がして、その感じたままを表現してみました。( ←その1 | その3→)
February 9, 2008, 10:53 am
鹿踊りのはじまり (その1)
ほんの少しですが、今回、初めて効果音を入れてみました。フリーで使わせてくださった“音人”さんに感謝いたします。もっとも作業に不慣れな私のこと、まだまだちゃんと使いこなせてなくて...。( →その2)
January 14, 2008, 11:26 am
永訣の朝
宮沢賢治のあの有名な詩です。最愛の妹への賢治の深い思いを感じながら読みました。( 「松の針」→)( 「無声慟哭」→)
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