ケロログ
June 25, 2011, 3:10 am
少年文学「こがね丸」第12回
「こがね丸」第12回(全16回)
作 - 巖谷小波 少年文学「こがね丸」より
現代語訳・脚本・朗読 - 池内孝

弓達者の猿の黒衣に
<こがね丸を射殺した>と嘘の報告を受け
その報告を信じた悪狐聴水であった。
大虎金眸大王は聴水からその話を聞くと
大満悦し、聴水に宴を開くよう命じた。
聴水は大牛が曳く荷車から魚を盗むと
偶然通り掛かった黒衣と二匹で
その魚を金眸大王の洞へ運んだ。

酒宴が催され、唄や踊りが披露された。
重圧から解放され金眸大王は酔い潰れ
聴水もほろ酔いになると洞を出て
十日の月の輝く山を巣に戻ろうとした。
そのときどこからともなく
聴水の大好物の雌鼠の天ぷらを
揚げる匂いが漂って来るのであった。



  
  download

通報する
Posted by 池ノ内 孝 at June 25, 2011, 3:10 am