近況
5月18日の早朝、突然の脇腹の怪痛に倒れて急患となりました結果「よくある尿路結石」と診断されました。現在は回復していますがおかげさんで全ての予定が1週間ズレております。ご迷惑おかけします。

(5月27日 深夜)
2012年05月
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サーランピーのしごと

ねる旋律。狂おしい残響。妖艶な音色と蠱惑的な造形をもち、鑑賞者の心をさらう魔性の楽器サーランギー

その成り立ちや文化背景ゆえに、職業差別・不浄観念・宗教対立・生類愛護といった人間の業をも重く背負っており、取り扱いにはただならぬ情熱と覚悟を要する楽器でもあります。

本にもサーランギー属が数多く流入していますが、演奏の難しさや情報の少なさゆえに可能性を見出されず、大半は埃まみれの古道具として放置され、歌を忘れた残骸となって永い眠りについているのが現状です。

サーランピーはこうしたガイコツ楽器群を発掘、日本人の技術で再び命を吹き込んでスポットをあてながら、民族楽器の模造・改造・オリジナル作品を「ねつ造」と称して躊躇なく乱発し、一辺倒な研究論壇やワールド音楽界に珍石を投じています。

楽学・美術学・民族学・構造学・動植物学の文脈から、未来の辞典に新たなページを刻む温故知新プロジェクト。近年はYouTube動画を通じて諸外国にも存在が知られるようになり、インドのみならず各国在住の楽器マニアからお便りを頂戴しています。

しかし当方、至ってマイペース。安直な異国情緒に目を眩ませず、確かな芸術表現を求めて、命あるかぎり研究の日々です。


サーランギー図鑑

★現役バリバリ使用中の古典楽器から、飾り物、謎の物件、果ては当工房がでっちあげた捏造品まで……日本で出会い、日本で産まれた様々なサーランギーをご紹介します。

【チーペスト号】デリー市より輸入。「ディスプレイ用だから音楽やるなら1ランク上を」の忠告を無視、「直して使うからチーペストでノープロブレムだ」と発注したところ、かなりプロブレムな状態のこいつがやってきた。


【結局ウチに号】バラナシのサーランギ家系からヤフオクを経て。出品者さんの「大切に受け継いでくれる人に無料で」宣言により質問欄が騒ぎに。のち通常入札に仕切り直され、頑張って落札しましたさ。心のこもった楽器が転売屋に渡ったら可哀想じゃんかい。


【名古屋の誰だ号】 すぐにでも弾けるコンディションをもって、愛知県のリサイクルショップから出てきた物件。誰だぁ〜流したのは?! いかにもサーランギらしい強い音が出ます。


【ボロ号】 世田谷ボロ市でなんと5000円。日本でもよく見かける量産モデルであるが、三味線の皮で補修してあるってことはつまり日本人の使用形跡。


【55号】自作器。黄泉号とともにメインで使用中。コンパクトボディに55弦をセット。板貼り胴なので音には馬頭琴のような柔らかさがあります。


【黄泉号】 ヤギ・ヘビ・クジラ・マンモスほか各種動物の屍骸を材料とし、死んだ父親の頭蓋骨を埋め込んで完成した死霊サーランギ。父には生前了承済。43弦。


【グランピエ号】 渋谷の民芸品店で発見、慌てて購入し即コンサートに使用した半壊スィンディ・サーランギ。過去ラジャスタンで演奏され、数十年ぶりに音色を取り戻したものと思われます。


【ジョギヤ】 沖縄県から。ジョギとはヨガ行者、およびその名の芸能村民の意。写真はふつう数本ある共鳴弦が全く無い、やや大型の珍タイプ。


【前方後円ジョギヤ】 変な形のサーランギ。どこ県から出たか忘れました。細工や材質から、上↑のジョギヤ型と同じ出自とみた。


【ドゥカン号】 お台場のヴィーナスフォートで発見されたジョギヤ型の妖物件。飾り物ながらイレギュラーな共鳴弦ペグ台の付き方が興味深い1本。


【そそるスリム号】 渋谷区から。細すぎる。演奏された形跡が無いため完全な飾り物だが、にしては作り込みが本格的。謎めいた1台です。


【カリマンタン号】 下北沢の民芸品店から。こういう花柄のほか、黒地にマハラジャだか誰だかを描いたタイプもたびたび見かけます。飾り物だけど弾けば音は出るよ。


【恵さんでしたか号】 カリマンタン号↑の仕様違いで、無塗装・金属装飾の渋いパターン。前から探しててようやくヤフオクで落札したら、出品者は同じアミット門下の中村恵一さん(シタール)だった。狭い世界だなあ。


【エレクトリック】 エコーシステム内蔵の電気サランギ。大学のジャズ研で結成したインド風味バンド『カレー味』ライブ用に製作。ペグ部分が赤い電球で、演出にはよいが熱くて演奏どころじゃなかった。


【ネパリ】 武蔵野市の民芸品店から。ネパール名物。その音色が醸し出すのどかな情緒は世界最強レベル。楽器を買わないかと楽士が観光客にしつこく突撃してくることで有名。


【ストゥーパ号】 世田谷区自由が丘で見つけた風見台の置き物を、ネパールサランギの頭に装着してみました。丸太一本から掘り出したように見せかけて。


【チカーラー】 と思われる、ウッタルプラデシュ州由来の古物件。大阪のタブラ奏者さんから。補修のため塗装を剥がしたところ、笑うくらい粗末な修理痕が現れた。さすがインド。


【サランガ・ペタンコ】 異常に扁平なボディのサーランギを作ってみました。無垢板の木端を狭く深く刳り貫いて胴としています。主弦1 本に共鳴弦3本。


【ドドゥロバナム】 きまって人物彫刻を施す風習がある、東インドはサンタル族の1〜2弦サーランギ。19世紀頃の作。メトロポリタン美術館学芸員鑑定ののち、沖縄県を経て。詳細サイトはこちら


【アフガンサリンダ】 北海道にお引っ越しした写真家さんから賜った、アフガニスタンの楽器。数十年前に現地の古道具屋で入手なさったそうです。


【サローズ】 沖縄県の収集家さんから。な装飾が愉快なバローチスタンの楽器。この類はサリンダ、サローズ、ソルード、スランドほか、子音 [s - r - g,d,z]を共通してかなり適当に呼ばれているらしい。弾く時は本体を回して弦を選ぶ。


【無銘】 壊れた椅子の足で作った変形サランギ。蚤の市で売ったので今は手元にありません。


【擦弦仮面】 顔面に装着。演奏しながら奇声を発し、ふれあいコンサートに出没して子供を追い回す変態仮面。警官に追われたことがある。


【サランダ】 シク教徒が讃歌に用いる新型サランダをコルカタの業者が在庫しているというので、注文したら猛烈なカビ臭を伴って届いたのがこれだ。微妙に違う。コルカタのシタール職人の作とみた。


【ディルルバ】 シタールネック・サーランギ。演奏しやすく弓楽器入門には最適だが、いかにも取ってつけたような怪デザインによって日本では絶大な不人気を誇る。


【エスラジ】 シタールネック・サリンダ。色々あって今ピースケんとこにあります。元オーナーさん、大事に使わせてもらってますのでご安心をば。


【エスラマ】大学の卒業制作。エスラジを小型にリデザイン。擦撥両用設計で、ラバーブ風にかき鳴らしてもよし。ネックの空洞に弓を収納できる。胴の裏に音穴があり、開閉によってワウ効果を得る。


【タールシェナイ】 滋賀県の寺院から発掘された古いエスラジに、学研「大人の科学」の蓄音機をマウント。エスラジの優しいささやきがシェナイ(インドのリード笛)に似たアヒル声に変貌してラッパから飛び出します。


【ベラバハール】 共鳴弦を取り付け、サーランギに見立てて演奏するバイオリン。トゥンバ(副共鳴胴)付き。専門の若手演奏家、ナヴィーン・ガンダルヴ氏の楽器を模倣して勝手に自作したもの。


【ラーヴァナハッタ】 絵説き師ボーパの多弦胡弓。武蔵野市の民芸品店から。名は縮んで[ラボナハッタ][ラワンハッタ][ラボナータ]とも。吉村作治のTV特番では[ラウンタ]だって。今頃ランタとかラタとか呼んでんじゃないのか。
サンプル映像
動画でサーランピー。ヒット数は望まない… 世界に点在する数少ないサーランギー愛好家をピンポイントにスナイプできれば… と気軽に始めた動画投稿でしたが、YouTubeっておっかねえもんで、ほんとに世界中の知らねえ外国人達からメッセージが届くハメになりました。


↑サーランギ「黄泉号」デモ演奏。


↑サーランギ属ほか30種類の珍楽器を3分間で紹介。シタール、サロード、タブラ等、ぜんぶ自分で演奏してBGMにしました。


↑カマイチャ演奏と「〜問題」解説。
プロフィール(硬式)


【 川崎 ピースケ 】

造形家。民族芸術学者。造形処「狸化室(りかしつ)」主宰。

独特な曲線面センスを生かして特殊造形に従事。近年はインドの擦弦楽器サーランギーと関連楽器群を総合博物学的な観点からたどる研究を試みており、自ら演奏、製作、ときに修繕の依頼にも応えている。

名はタイ語で妖怪・化け物を表す(ピー)から。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●1979年9月9日、東京都大田区生まれ。幼少より音楽、美術、科学に目覚め、小学生にして自己の製作ブランドを立ち上げる。武蔵野美術大学を現役合格、インダストリアルデザイン専攻卒。

●楽器経歴は小学4年時からティンパニ→アコーディオン→ウクレレ→ギター→マンドリン→テューバ→コントラバス、ジャズベース→オリジナル楽器乱造を経て、シタール→タブラ→サーランギー専攻の現在に至る。

●北インド古典音楽の修行に励むも「才能があり過ぎる。全て自分でやった方がよい」と恩師に告げられ、海外未経験ながら自習の身となってしまった。

●生物分野の研究にも積極的で、面妖な生物の観察や採集に余念が無いなど、森羅万象をパワフルに探求する姿勢で各界ベテランを驚かせ続ける、人呼んで “化け狸” 。

プロフィール(軟式)
[ ↑上記つづき ]

……だそうで、自画自賛に毛穴が縮みます。



●珍楽器を使った表現を中心に怪友たちと芸術活動を行ってきましたが、あるとき一念発起して、自作品のひとつにすぎなかったサーランギーを専門として深く掘り下げることに。

ふと気が付くと、この分野の日本代表になってた。でもそりゃ他人様が言ってるだけで、名誉欲ねえし、インド行く予定もねえし、マイペースに続けていくつもりです。


●ここ数年は高座を控えて製作に専念。廃シタールで作るエスラジ、紙粘土で作るサリンダ、塩ビ風船で作るヴィチトラビーナに続き、とてつもない集大成を1本作る計画で、以上が完了したらまた少しずつ演奏を披露していきたいと思ってます。

●好きな生物は、なんか変な虫。山ならヨコバイ近縁、海ならフクロエビ上目。マズル(鼻づら)のシュッとした哺乳類も大好物。「ケモナーですか?」と指摘されました。

演奏会の予定なし
公共の電波に姿をさらした影響でライブ情報お問い合わせをずいぶん頂戴しましたが、ごめんなさい、ただいま川崎ピースケは発表会をお休みして、珍サランギ製作とインド音楽こっそり練習に専念しています。

このページがライブ会場だと思っていただければ幸い。どこかで音の用事があるときには逐一この欄でお知らせしますので、そんときにお目にかかります。
実績例
サーランギ以外の製作例です。


●ベニヤ板とボール紙でできた巨大ベースウクレレ【ボールベース】。リットーミュージック社「ベース・マガジン」に掲載2回。

●胴体のバイオリンを演奏しながらオオカミ頭を操るパペット楽器【キラーヴォルフ】を子供たちの前で。

●雑貨ショップ「ニヒル牛2」カフェカウンター【臥牛】ほか店内什器を設計製作。奥は石川浩司プロデューサー(exたま)。

●個人宅のために幅3メートルの曲線本棚を設計製作。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


他、多数を手掛けました。まだいろいろありますのでそのうち掲げます。



ジャワリ講座
シタールに代表される不思議サウンドの源「ジャワリ」。演奏家の悩みの種、習得に長年の修行を要し、秘伝中の秘伝と畏れられてきたジャワリ調整のポイントが、日本語でタダで読めるという椅子からズリ落ち必至の企画です。

2010年2月から半年間に渡り、当ブログ上に連載しました。活動のヒントにご利用ください。営利目的での転載はお断り申し上げます。

【一時間目】  【二時間目】
【三時間目】  【四時間目】
【五時間目】  【六時間目】

【六時間目 追記】

【七時間目】  【八時間目】
【九時間目】  【十時間目】

【十時間目 追記】

【十一時間目】  【十二時間目】
【十三時間目】  【十四時間目】
【十五時間目】  【十六時間目】

【総論】

【質疑応答1】  【質疑応答2】

カマイチャ問題
【ラジャスタンの芸能家系マンガニヤールに伝わる楽器『カマイチャ』は、名称から鑑みてペルシアの「ケマンチェ」より直系する】

…民族楽器ファンの間でよく知られた通説に対し、わかり易すぎる図解、実動モデル映像、果ては進化論まで持ち出して異を唱えました。

カマイチャの来歴を探るうえで見落とされてきた最重要ポイントを、ましてインド行ったこともねえ日本人が実演指摘!

民族学界におけるモノの観察眼を厳しく問いつつ「ここじゃないどこかへ…」などと自惚れる “旅人” たちへ背後から膝カックン喰らわすコラムです。

【カマイチャ問題(1)】
【カマイチャ問題(2)】
【カマイチャ問題(3)】
【カマイチャ問題(終)】
【カマイチャ問題(映像)】
ご連絡はこちら↓

peeeeeeeeesuke@
yahoo.co.jp

■ご意見、ご感想■
掲示板やコメント欄を設けていませんので、上記↑宛へ直接どうぞ。面白い投稿は匿名でつるし上げます。


■製作・修理のご依頼■
自主活動で多忙のためご依頼にお応えしづらい状態です。真剣にお悩みの方、気長に待ってもらえる方に限り、一応ご連絡を。費用はその都度お見積もりします。民族楽器本体や関係資材の販売・取次ぎはしておりません。


■TV番組制作スタッフ様へ■
偏向情報を垂れ流す局が見受けられる昨今、当方も考えさせて戴いてます。基本お断り。どうしてもの場合のみご相談ください。
死体画像あります
サーランギーを“死物から作られる音響呪具”と捉え、生と死・聖と俗・ハレとケガレを造形哲学せんとする方針から、当ブログでは気味の悪い生き物や屍骸などのネガティブな画像も掲載しています。


癒しのエスニック音楽をお求めの方は面喰らうでしょうが、綺麗なものだけ欲しがってちゃ駄目よ、いわくつきの楽器をひもとくにはこのくらいでなけりゃ。
SNS嫌い
★ツイッター、ミクシィ、フェイスブック、マイスペース、あの人検索スパイシー等の群れサイトには一切参加せず。ご招待は謹んで辞退。路地裏のヴンダーカンマーを濃縮して参る所存です。
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ケロログ | VOICE BLOG PORTAL
May 27, 2012, 3:00 am
復活のおわび





やれやれ、こんなに休ませてもらったのはサーランピー始まって以来ですか。


皆様の心からの読経と香典のおかげさまで華麗に回復いたしました

少しくたばってりゃ民族音楽業界が静かでよろしいものを…





やはり尿管結石症および腎臓の内圧異常でございました。
強い痛みはあの1日で消えたから助かりましたが、
泌尿器全体にどんよりとかかる負担で数日は動く気になれず、
全ての用事をキャンセルして無所属廃人と化しておりました。
インターネットにも繋がってない。



で、つい先日のトイレタイム(小)でのこと。
小さな固形物がツ〜と体内から尿道へ通ってくる感触が。
便器から拾い上げたソレが果たして結石だのか?
ただいま分析検査中、こんどの木曜に結果を教えてもらえる予定です。
「まるで関係ない便所のゴミでした」ったら大笑いなんだけどね。




三十路にして初めてCTスキャンマッシーンに通してもらいました。
あれはただ黙って電磁波を発するだけのドーナツ型かと思ったら、違うのな!
輪っかの中の機械がイルカみたいな高速でスワーッと回る仕掛けのようだ。
どういう構造してんだか、CTスキャンをCTスキャンして見てみたいね。



ガラスのはぁと、クワガタのメス40匹ぶん、黄ばんだテディベア2頭、
靴の中敷のクシュクシュに折れてつま先までいっちゃったのの片っぽ…
どうせそんなもんで構成されてる体だと信じて生きてきたもんですから、
俺にもちゃんと内臓あるんだな〜と感心してしまいました。



ただ、何度かじっくりスコープしてもらったのだが、
懸案の結石予備軍は見つからず、ついては投薬(ウルカロン錠)も不要になり、
水分を多めにバランスのとれた生活を心がけましょう!で無罪放免となれり。
発症のショックから考えたら、なんだかなあって感じです、あーあ。







以上の影響につき6月からはサーランピーを改め、



阿藤快の!! 北インドはつらつ健康実践blog 〜結石にウラジロガシ茶が効く〜



として再スタートを切りたいと思います。
ラッシャー板前の体当たりレポートを中心に、滝口順平の声を添えて。






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えーとまず何から再開すっぺか。


常設左欄(←)に載せられる楽器が増えてきたからこんど再構成しよう。
音&映像サンプルは夢想するばかりで何も動けてないや。

エスラール製作も前回ご覧戴いた写真からあんまし進んでない。
材料はもう集まってるからあとは組むだけなんだが思うように進まねえなあ。
まったく病気なんてするもんじゃないね。




あと最終サーランギの企画な。
獣と道具に対する情念を一度にとか、もはやサーランギとはいえぬ異形のとか、
毎回いちいち口上が面倒くさいので題名を先に明かすことにしました。




【ドドバシキメラ】




です。完成まで左欄にも掲げます。
あちこちに話が飛ぶモノローグでぐちゃぐちゃになるから、
ダルマサンガのような製作連載の形にできるかどうか知らねえけど、
さてどうなるもんだか見切り発車しかあるまい。



こないだ観た【タクシデルミア】に大きく刺激されて、
俺もかわいい【ドプケラドプス】を作ってみたくなったのだよ。
目指すはピョースケ大帝の【クンストカメラ】といったところか。



カタカナ語を一発でぜんぶ解ってくれた人はなかなか見込みがあるぞ。
ついてきてくれよ!



  
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Posted by 川崎ピースケ at May 27, 2012, 3:00 am
May 18, 2012, 7:35 am
【急患】北インド古典泌尿器結石blog





緊〜〜急〜〜にゅ〜〜す♪




いま病院から戻りました。
すぐまた行かなきゃいけないんだけど。



あちこち取材して疲れて帰った、5月18日午前3時。
すやすや寝ていたところ左脇腹の鈍痛に目が覚めまして、
変な寝相で腹の筋肉がつったか、うるせ〜寝ちゃえと思ったらなかなか治まらない。


ほどなくして、




「 ギ…… 」




経験したことのない強い痛みに襲われ、宙をかきむしりました。
脇腹の中身をギューッ、ジワーッ、と搾られる感じ。


痛みの箇所から考えて腎臓が急性の炎症でも起こしていると推測、
近くの大学病院に「おそらく腎なんで泌尿器科を」と急患を頼んだら、ドンピシャ。

「おっしゃるとおり十中八九【腎および尿管の結石】ですね」

と診断されました。




ほーれ、未経験だのにさすが根っから生物科学少年のピースケちゃま。
うるせえよクソダヌキが。そんなどころじゃないです今回は。


レントゲンでは結石らしき物体の確認はできなかったけれど、
CTスキャンは明らかに腎が腫れている像を示した。
尿検してもらったら、あ〜あ、血が混じってるって。


こんなポンチ文章じゃ伝わりづらいだろうけど薬でも疝痛が散りきらなくて、
ただいま絶賛ハヒハヒ悶えながらこれを書いてるんだよ。
痛み止めは座薬。座薬なんか初挑戦ですわ。 テポドンめいたものを尻穴に滑り込ませました。





今後ややしばらくどんなペースで更新できるかわからんです。
すまないがちょっと様子をみさせてくれい。
死んだら死んだでそん時です。



なお就寝前にほんの少しだけサランダの取り扱い練習をしたのですが、
ラーガは何となくディーパクであったことを今頃になって思い出す。
安直なこじつけと考えたいのだが。



  
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Posted by 川崎ピースケ at May 18, 2012, 7:35 am
May 14, 2012, 1:49 am
もったいないおばけ顔面マル出しコウンス






予備に使っている眼鏡が予備だのに先に壊れやがった。
レンズはまだ新しいんだから修理や廃棄はくやしい。

そういえば度が進んで今は使ってないフレームレス眼鏡があったな。
あいつの金具だけをこのレンズに移植できないものかな?






まずはレンズを取り外して、



そのままじゃ芸が無いからより細身のシルエットで型を取る。



テープで養生してからベルトサンダーで希望の形を削り出し、



サンダーでザギザギの側面は耐水ヤスリ紙で水研ぎしてから、



適当に穴をあけて、過去の眼鏡の金具をボルト締めする。


ほーらどうだい、これでレンズが生かせるわけさ。
狸化室ではメガネからラーヴァナハッタまで修理いたします。
おかげさんで新しい眼鏡を作りに行かなくて済ん……あれっ?



ありゃ!! 早くもレンズが割れちゃった。ボルトを締め過ぎたか。
でもこの部分なら見えないからまあいいか。
非常用のリュックに入れておけば無くした時に役に立つかもしらん。





しまう前にちょっとかけてみようかしら。








どうぶつ村にて発情期の雌のアルパカを口説き落とす時の表情で、
精一杯の男前をキメてみせた、みんなの党の代表の人。





「まったく新しいiphone “G - sock”(グーソック)は、世界を驚かせることでしょう」
この夏発売のオオグソクムシ型端末を手にするジョブズ氏。





ものすごい嗅いでみるジョブズ氏。





「くっせ!!」思わずのっぴくジョブズ氏。
甲殻類の死んで乾いたもんですからそりゃくせえですわ。


眼鏡は顔の一部ですと申しますとおり、
枠がっつり眼鏡で通してる人間が突然フレームレスでは顔面まる出しだ。
しょうがねえ、今度もう1本作るかあ。まったく出費だなー。






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NHKが済んでドタバタ荷運びを終えてから慌ててコツブムシ採りなぞに出掛け、
部屋をろくすっぽ片付けずに今日まで生きてしまった。
しかしそんな混沌の空間からまたしてもザ・フライの如く、
再び異形の怪物が産まれようと蠢いている。





醜く歪んでいつまでも買い手のつかなかった屍骸シタールが、
ぶっ壊れ眼鏡のクソダヌケンシュタイン博士の穢れた手にかかり、
深海生物の死臭と相まって、蘇る瞬間を待っているのだ。

発する呪いの歌声は、果たして淫媚? はたまた狂気?
そもそもこれどうやって弾くんだ?
誰も知らない。俺だって知らない。知ったこっちゃねえよ。
こっちゃねえから、やってみる。



でも今はそんなんやってる場合じゃないんだ。
だって録画した風の谷のナウシカが途中なんだもの、観てからにさせて。
いまペジテのアスベルが飛行艇をダダダダダダってところ。


  
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Posted by 川崎ピースケ at May 14, 2012, 1:49 am
May 8, 2012, 4:16 am
引きこもりニート虫発見! 春の藻原でコツブ狩り




放射能汚染が怖くてマリンレジャー客が今年も戻らず… か。



潮間帯の謎プチ生物研究者にとってはしかし嬉しいニュースでもある。
そんだけ休日ファミリーどもに引っ掻き回されねえからよ、静かで豊かな潮溜まりを。

んじゃ富津の貝採りも去年に引き続いて落ち込んでんな。
富津漁協および潮干狩り業者は旅客である私に対して態度がメタクソ悪かったので、
これを機会にしばらくメタクソ困ればよろしいと思う。






ゴールデンウィーク前にちょいと、観音崎・たたら浜に行ってきました。


海のふしぎ探しはインスピレーションの源泉だ。
NHKのインド音楽特集をきっかけに当ページへ最近お訪ねくだすった方は、
なんしてサーランギー奏者が生物を?とお感じのことと察しますが、
だってインド音楽なんて7割がた自然科学ですもの。



今回の狙いは「コツブムシ」…海中を泳ぐ小粒なダンゴムシなんだ。

上写真↑の岩の向こう側あたりではアカモクという、
必要以上に長い海藻がたくさん揺らめいています。
通常は海の底ですから観察にはダイビング装備が必須だけれど、
月のリズムで引き潮が10cmを下回ればアカモク林まで長靴で行ける。


特大のプラ皿にアカモクまるまるひと株をズルズルよそって揉み洗いすると、
せっかく茎の上でゆっくりしてた謎プチ生物が大慌てで飛び出してきます。
その中にどんだけコツブムシが潜んでるかが勝負。



おうおう、さっそくコツブちゃん発見 ……ん?!



あれっ、ケツがとんがってる。
採ったことあるのと比べて明らかに尻の形が違う。別種かこりゃ。
ツノゼミの幼虫みたいで可愛いじゃないか。
ひょっとしてこっちがいわゆるシリケン(尻剣)ウミセミ?
シリケンだと思ってたのはまた別のコツブムシだったりするのかよ。



カラーリングにいろいろ個体差を出すのがまた不思議なもので、





シンプル無印褐色、前後ツートン、中央に白ライン1本、
両サイドにラインが入るスポーティーな印象のものも見かける。
これらは全てほぼ同じ場所から得られた個体です。


こいつ↓はまた独特な色遣いで、 まるでホログラムを散りばめたようにキラキラと光っ…



…あっれー、今度はケツの両ヒレの形も違う。
これもまた別種? まったくも〜、なんて楽しいもんじゃい。


コツブムシを明確にサポートする一般向け書籍は皆無であり、
ちょっとばかし載ってても誤記載ちらほらなのが現状だ。
専門文献をひもとくしかあるまい。






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副産物もいくつか披露します。





ベラはどうでもよろしいわ。
普通の人はこういうの喜ぶと思うけど俺には外道なのですぐ釈放します。
奥に写っているのが先述のプラ皿とアカモクの切れ端で、
こうやってプチ生物をシャパシャパ洗い出すんですよ。




海の小さなレコード盤コレクター、サンハチウロコムシ氏。
泳いでいるうちに貴重な1枚を紛失したもよう。




スーッと不気味に滑りよる、ヒモムシのなかま。
よく見かけるんだがさすがに謎すぎてさあ。




間違ってたらごめん、グナチアのプラニザ幼生。
右のはただの腹ペコ状態か、ズフェア幼生と呼んでよいものか…
さすがのインド古典ファンもちんぷんかんぷんだろ〜。



そして今回の観察で最も意表を突かれたのがこいつ。



まず下半身デブなのは下半身だけ先に脱皮した状態だからで、
っつーことは等脚目の脱ぎ方だからやっぱ等脚目だわな。
体は円筒形だがヘラムシ顔で尻のエラぶたは観音開き、
っつーことはヘラムシ構造だからやっぱヘラムシなのだが、
動作がわりあい機敏でヤマトヘラムシみたいなドン臭さがなく、



明らかに住処として木の皮の筒に入り浸っているのが特長。


浅い潮溜まりのジャリ底の上で木の皮が歩いてるから採ったらこんなんだったの。
こんなヤドカリ体質のヘラムシは見たことねえだよ。
否、見逃していたのだろう。なんだこいつ?


意地悪して筒から追い出すと物凄くうろたえて走り回り、



返却してやるとシュッと戻ってニコニコ安心している。
で、上半身だけ出して筒を穿いたまま再び歩きだすていたらく。

このあと同じ意地悪を4回繰り返しましたが結果は同じでした。
っつーことはこの種のもつ習性らしい。偶然ではなさそうだ。
ゴミん中から筒状のナイスワンを見つけて生きていく生物とみた。


うーんしかしツツムシとはちょっと違うものなあ。
あのね、海中写真家に人気のホソツツムシってのがいてさ、
前衛オブジェ的な筒を自作して棲んでるムシなんだけどありゃヨコエビ近縁。
この手の等脚虫に「嗜筒性(しとうせい。いま考えた造語)」のあるものがいるとは知らなんだ。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






海は不思議だなあ、まったくほんとに不思議だ。
ほんのちょっと出掛けるだけでも謎がぞくぞく出てくるし、
同じ場所でも毎回違った発見がある。

見過ごすか、見つけ出すかは、見る人しだいかもね。
次回かそのまた次回に続く。

  
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Posted by 川崎ピースケ at May 8, 2012, 4:16 am
May 1, 2012, 6:37 pm
粘土でサランダ(最終回)




ドイツ在住の方からお便り。



『 私のドイツ人の夫がサーランギを趣味で弾いていますが音があまりよくないため、
  ラム・ナラヤンが弾いているような音色のサーランギーを買いたいと思っています。
  そこで質問ですが、良いサーランギーはどこで買えるものなのでしょうか? 』





いやいやいやいやいやいや、あのね、気持ちはよく分かりますが…


ラム・ナラヤンのサーランギーがラム・ナラヤンの音がするのは、

ラム・ナラヤンが熟練の腕と耳で取り扱うからであって、

ラム・ナラヤンのような音が出るサーランギーが楽器店に売られていて、

金さえ出せば誰でもラム・ナラヤンのような音色が手に入るとお考えなら、

その人生は大きく間違っている。







あの人がどんだけうまくいかない人生を歩んできたと思ってるんだ。
そうして今、あの音なんだよ。金で買えるものではない。



サーランギーは奏者が育てる楽器です。
こちとら日本のサムライ魂で、極力インドに頼らずに頑張っとるんです。
ドイツ人ならご自身の質実剛健ドイツ魂でより良い音色に調整すればよろしいではないか。

楽器のせいにすんなダンケシェーン。






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【 粘土でサランダ(終)】



すまぬすまぬ、完成状態&デモ演奏を当ブログより先にBS放送で晒しました。
アンテナつけてないサーランピー読者さんに、最後の最後でこの仕打ち。



はい、



完成でーす。

一年半弱に渡ってお送りしました粘土でサランダのコーナーはこれで終わり。
ありがとうございました。さようなら。




















尻切れとんぼ! ごめんごめん、じゃあスペックをば。





主奏弦はサーランギ用の腸弦を適当に3本、
ほか6本はなんか適当な鉄弦を適当に張りました。



弦を途中で結んで継ぎ足してある↑のは足りなくなったからじゃなくて、
ヴォルフ(特定の音域だけ素直に音が出ない癖)の調整のためです。
そうして出来るだけ悪い共振を避ける。
ドイツの旦那さん、見てる?


駒はジャンク箱ん中から適当に見つけたバイオリンの駒を適当に流用した。
だってピッタシだったんだからしょうがないじゃんかい。
ああ、駒だけは粘土じゃ駄目だよ、振動を殺すから。


弓は軽量カラー粘土で適当に被覆しました。



材料はパジコ社の「ハーティ」ダークブラウン色。
丹念に塗り付けてのち、地の色をそのままにクリア塗装で保護しました。
棹の意匠のモチーフは毛筆で書いた「つ」。ひらがなの。





銘は『ダルマサンガ・サランダ』です。


や、駄洒落じゃないよ。
ダルマとはこの世をつかさどる法、宗派を越えた根本理念のことですね。
サンガは修行者ですがサンギート(=音楽)の意ともとれる。
無論ぼくらが普通にいうところのだるまさんのイメージも含めました。


シク教の美しいサランダが日本に届き、頭のおかしい造形家の薄汚い手によって、
ベンガラ胴とずんぐりむっくり体型の極みを得るに至った。
禅の達磨大師が日本で郷土玩具にデフォルメされ愛されているのと、まるで同列に…


“アジア広域に伝播したサリンダ系統は極東に到達していかなる変化を遂げるか?”
並の音楽家や学者たちの観念を飛び越えた領域で、
民族楽器の行く末を、現実世界に勝手に空想事例してしまう行為。



我が一歩は、サーランギー属の一歩なり!
勘違いバカ丸出しの、こういうのがピースケのいま一番楽しい遊びなわけです。
サラーム海上先生もいかに “よろずエキゾ ” とて、
まだ見ぬ未来の妄想アジア楽器の紹介まではできますまい。





小泉文夫を足がかりに南方熊楠んところまで行く目標の私は、
この勢いでもってただいま究極のサーランギーを具体的に建設計画中なんだ。
モノとケモノ、ヒト、生と死、そして音楽とは、楽器とは何なのか?
煮詰まりすぎてもはやサーランギーとは呼べなくなってしまった、成れの果ての姿とは?
そんな代物をわざわざ自分ででっち上げて戦おうとしている。



お前は独りで何と戦ってるんだ。

人間の文化、この世の在りようと戦っているのさ。

だがまずは自分自身と戦わなくてはならない。

ねじくり返った己の腸とな…ウンコしてくるわ。




サランダはそのうち必ず動画にしますからお楽しみにね。
プールヴィーナの動画はどうせなら海で収録してみたいも…ちょっ…ウンコしてくるわ。



  
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Posted by 川崎ピースケ at May 1, 2012, 6:37 pm
April 26, 2012, 2:11 am
ほっと@アジア 出演後記





すんません、ひと仕事終えてちょっとぐったり休ませてもらってました。


見たかったルーベンスの絵画の前で大型犬と横になったら、
何だか急に眠くなってそのまま死んだように熟睡してしまったの。
ただ前もって私のぐるりにハエ取りリボンを仕掛けておきましたので、
目が醒めたら面白いように天使どもがひっかかってやがる。アーメン。







ヤツを優遇してはいけない!! ますますつけあがる。


ってことでお邪魔しました、NHK BS1『ほっと@アジア』。
ほんっと、何から何まで沢山の方々にお世話になりました。


生放送なので綿密な打ち合わせをギリギリまで経て臨みましたが、
不可解現象を呼ぶ(かもしんない)ラーガ “マルコウンス” を3分ほど生アーラープしたところ、
終了直後に謎の映像トラブルが発生!

原因は至って不明でございます。
スタッフさん達はみんな真面目に取り組んでくれていたし、
意図的な仕込みなど有り得ない現場です。

曲のせいですね、ごめんなさい。






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 こりゃやっぱりアレだな…ちょっと余談を。


 烈光のラーガ “ディーパク” は、古い謂れを守って伏せておくのが無難かもね。
 コーマル(半音)の妙な粘り方が背筋に忍び寄る不気味な雰囲気のあるラーガで、
 熱心に展開すると命をも失うとして古くから敬遠されています。
 美しい音列とフレーズだけに、ぜひとも練習して披露したいもんだのに、
 絶対やめなさい、心の中で口ずさむだけにしておきなさい、とアミット先生に止められている。




 ※ターンセンが謳うと宮廷じゅうのランプがひとりでに…の伝説をもじった、
 ムンバイの電球会社のテレビコマーシャル。本編は10秒後から。



 っはっは、エナ〜ジ〜セ〜バ〜♪(=省エネ)
 最後のひとひねりだけ違うラーガに聴こえるんだけど、
 違ってたらごめん、ミヤーンキマルハールかしら?
 もしも、だとしたら、よ〜く解ってる広告代理店といえます。
 太鼓はパカーワジだし明らかに古典ファンが企画に一枚咬んでるとみた。
 

 余談おわり。






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そうそう、サーランピー読者Yさんから垂れコミを頂戴したぞ。
2ちゃんねるの住人さんったら放送を観ながら実況書き込みを楽しんでたんだってな。


http://logsoku.com/thread/hayabusa2.2ch.net/livebs/1335160480/1-100


 「放送事故ぎりぎり」
 「ここまで緊張しない人もウザいな」
 「へ、変態だぁ〜」
 「大麻吸ってる人間でよくいる前のめりキャラだな」
 「なんてウザい人なんだ」
 「生物のプロか」
 「黒魔法かよ」
 「インド行ったことないのかよ」
 「インドに行ったことない人呼んでいいのかこれ」
 「おいおい放送して大丈夫レベルか?」
 「指のぷにぷに感がいやだ」…etc…




うっふっふ、皆さんお騒がせしました。
俺は2ちゃんねるの仕組みにも疎いのでお返事をここに。

おうおう悪かったなインド行ったことなくて。
はいはい悪かったなゲストが放送事故で。
大麻はヤったことないしヤらない派だなあ、タバコも吸わないし。
生物のプロではありません、プロを脅かすアマチュアでいたい。
その通り、これは黒魔法だよ。
指のぷにぷにはどうしようもないじゃないか、そりゃ勘弁して。




少し裏話をすると、あのコーナーは短時間で伝えたいことをきっちり伝えるべく、
どの材料をどう展開するか、進行をあれこれじっくり練られてのち実現しました。

うわーなんだか危ないずんぐりむっくりキャラが出てきちゃったぞ、
後になって、その…実はインドに行ったことありません… えっ?! ズコ〜ッ!! っていう展開は、
「ピースケ回はちょっと違う感じにしたい」担当の敏腕ディレクターさんの狙いどおりであり、
俺としても当ブログでさんざん吠えとる問題提起↓のよい機会になりました。



本来なら貴重なアジア体験を重ねてきた人こそ番組に出る “資格” があり、
それでこそ視聴者さんも納得してゲストの人生あれこれを聴いてくれるわけです。

日本から出たことないウザい我流野郎がちょっと日本在住インド人に習っただけで、
テレビで偉そうに喋れるレベルになっちゃうの? インドの誰に認められたわけでもないのに…
そんなふうにお感じになるのはしごく当然だと僕も思います。



ただ、本意や目標はそこいらのもう少し奥にあるんですね。
この国に埋没した面白コンテンツや知られざる人材を自信を持って顕在化することにより、
海外文化を一方的に “おしいただく” だけでは勿体ないではないか、
こっちも変化球でクロスオーヴァーしていこうぜ! という角度から、
日本とアジアの文化がより愉快に膨張していくことを願った提起なんです。




虎穴に入らずんば虎児は得られないけれど、海外カルチャー紹介者という狩人は、
自宅の軒下に潜む虎児は狙おうとしないし、狩った虎児の世話までは担いません。
危険を冒して虎を得てきた “手柄” にのみ価値があると思っているからです。


うち捨てられた虎を拾い、スペシャルな餌をやって心底かわいがる私を、
「虎穴に入らない臆病な卑怯者」と揶揄疎外する向きもあるだろうけれども、
あまり油断めさるなよ。私は虎の歌を信じています。
鬼のように育った虎が、いつか狩人さんを喰い殺しに行くかもしれないわけだから。






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今後の予定。えーと、

「粘土でサランダ」のコーナーはあと数回で終わります。
エスラールもあれからだいぶ進みましたので早々に仕上げたいところ。
そしていよいよ珍サランギシリーズ最終作に取り掛かります。


変な生き物探しも相変わらず時間をみつけて積極的にやるよ、プロでもねえのに。
こないだ行った観音崎ではまたいろいろ謎の小生物がわんさか…
あっいけね、その前にニヒル牛2にも品物を頼まれてんだ。



なんだかもう今日は寝かせてくれい。


  
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Posted by 川崎ピースケ at April 26, 2012, 2:11 am
April 16, 2012, 2:39 am
ウォーターペニーがざっくざく/粘土でサランダ(37)




別にどうってことねえと思うんだけど一応、



【閲覧注意】

※以下、サムネイルをクリックすると大きい画像が出ます。
虫の水玉状大量密集プツプツ画像が苦手の方はご注意。






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誰しも一度はヒラタドロムシの幼虫を採りたいと願っているはずだ。
僕はまだ採ったことがなく、いつか渓流に行ったら探してみようと思いつつ十数年。
ドロムシ逢いたさに寝床のシーツをムキ〜ッ!! と破るのもこれで6回目です。


そこで先日ついに実地調査に…といっても日程的に遠足は難しいのでとりあえず近場、
春の武蔵野をさらさら流れる「野川」の某ポイント(秘密)をあたってみました。





さ〜て見つかるかな?と川底の石ころをまずひとつ裏返してズッコケ。
早くも5匹発見です。なんとまあ張り合いのない。

さらに手近の石をポイポイひっくり返してみると、おお、いる。
あっちの石も裏返したら、うわぁ〜いっぱいいる!


ついついはしゃぎすぎて…





ご覧のありさま。
明らかに乱獲の様相ですが、どうかお目こぼしを。
こんくらいの持ち帰りなら全然問題ないくらい無数に生息していました。




知りたかったのは普段の暮らしぶりです。
や、結構な吸引力でへばり付くものですね!



引き剥がされそうになると体をキュッと縮めて持ち上げる。
つまり陰圧を作ってより強力にしがみつく知恵を身につけているようだ。

しかしひとたび剥がされてしまうともはや為す術もなく、
波のままにたゆたって次の石にしがみつくチャンスを待つ、
“うすのろ” 体質であることも確認した。




ってことは「絶対に裏返されまいぞ」な生きざまを貫こうとしてんのか。
宮崎で採ってきたヒラタミミズク幼虫も平らな所でひっくり返されると弱かったな。
この点では自由に泳いだりドラ焼き状に丸まれるヒラタウミセミに軍配か。



ほとんど動かないがときおりス…ススス…と滑り歩いたり、
笠のお尻をパフパフ持ち上げ呼吸エラに水を通す姿はなかなか可愛いものです。
蛹から成虫になるところまでをがっつり観察したいので、
こいつら捕獲用タンクから飼育用タンクに入れ替えようとしてんだけど…



おいこら。もっと落ち着く環境を作ってやったんだから素直に剥がれてくれないか。
しょうがないからこのままタンクの口までゆっくりスライドさせる。



うわあっ、よせっ、登ってくるな、気持ち悪い!





↑↑【閲覧注意ここまで】↑↑








やっとこさっとこ無事に全匹を投入し、テトラ社のエアー式ミニフィルターを設置した。
ブクブクで強めの水流を作って半ば放置で保管しています。




そうそう、他にはこんな副産物の面々に会えました。


自宅を持たない自由なポリシーのザザムシ、ナガレトビケラの幼虫。




おなじみの、寄り目が可愛いプラナリア。ナミウズムシかな、わかんねえや。




あと、こいつだよ。



ケシ粒みたいなのが水中の石の表面を爆走してて、ときどき離れて泳ぐのね。
カイミジンコの一種かと思ったらどうも違うんで捕まえてルーペで確認した。
これね、ケイリュウダニ っつって、水の中に住んでるダニです。



カダヤシやザリガニ、ヤゴやカワゲラ幼虫も見かけたうえ、
上記の謎プチ3種まで出没する川というのは、やけに生物相の濃い優良環境といえます。

だけど武蔵野の住宅街のよ、川幅1m x 深さ20cmくらいのとこでよ。
やっぱ何かがイイんだろうよね。なんなんだろうね。
頃合いにもう一回行って生育環境をよく調べてきます。


しかし今度はコツブムシを採りにまた観音崎の磯に行く予定なのであった。
三十路男が何やってんでしょうか。真面目に働きなさい。






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最終回、迫る! 【 粘土でサランダ(37)】



塗装工程に入ります。




まずはネックの中。焦げ茶色の…これ何のニスだったっけか。
まあいいや、裏だからズバッと一発塗っておしまいです。


表には赤茶色の伝統塗材「ベンガラ」を塗るつもりだったけれど、
せっかく小学生みたいな材料でここまで構成してきたのだから、
ここは統一して極めて普通な、ぺんてるの水彩絵の具を用いることに。



経験上この茶色は茶色ってゅ−わりに随分と赤っぽくて、
ベンガラみたいな仕上がりになるんですよ。
透明ニスで仕上げると素焼きに釉薬をかけたような肌になる。




いつかマッハくんのガタムとご一緒してみたいですね。ネンド古典音楽。







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小堺クンにやらせてみようのコ〜ナ〜!の存在を先決したいあまりに、
俺の精密サーランギを小堺一機さんの息子さんに触らせるシーンを撮りたい気持ちはわかるのだが、
「完成間近の楽器の仕上げ作業をスタジオで彼に」って、そりゃいくらなんでも無理だ。


じゃあディルルバの演奏体験だったら初めてでも取っ付き易いし見栄えもするし、
演奏してみたい視聴者さんへも最初のステップとして効果的では?と提案したら、
「ディルルバが会議でナシになりまして、代わりにカシミールのサランガを彼に」だって。

ばかもの。10年早い。検討しておきますけど。


  
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Posted by 川崎ピースケ at April 16, 2012, 2:39 am
April 8, 2012, 12:11 am
粘土でサランダ(36)&お知らせ




じつに2ヶ月ぶりの! 【 粘土でサランダ(36)】


貼る口元には木工用ボンドの下塗りが済んでいます。
いよいよ皮を張る作業です。




余計なボンドまみれ水が胴体に付着すると仕上げ塗りに影響するので、
新聞紙で養生しておきます。

そしていま2度目のボンドを置いて、



引っ張り駒を噛ませて湿らせたヤギ皮をあてがい、
作業台を踏ん張りにしてクランプで締め上げていきます



無理をさせないよう、皮と対話をしながら。

サーランギはイスラム文化の楽器でもあるので、皮を張り込む直前に僕は必ず、
「ビスミッラー、アッラーフアクバル」と唱えてから行うようにしているのですが、
今回は唱えませんでした。シーク教の楽器だからです。




約1日待ってポンポコポンに張れたのを確認したら、
余分な生地を切り飛ばして張り口を削り整えます。
んで、



こういうふうになる。
もちろん切り飛ばした皮は捨てないで保管しておき、
またいつかのための補修材料にします。
だってヤギの皮膚ですから命の産物を無駄にはできません。




続きはまた次回。
もうここまで来たらあとは色を塗って、
なんだかゴチャゴチャしたものを取り付けたら完成なんです。







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そうだ、昨日のお昼過ぎに打ち合わせがありまして、
もう告知していいっておっしゃるんで、ほんじゃ載せますわいや…



ご縁あって、NHK-BS1で人気の生放送番組、

『ほっと@アジア』の制作企画に協力させてもらっています。

とりわけ4月はインド情報の強化月間とのことで、
数回に分けて多彩なインド古典楽器の紹介枠を用意してくれるそうです。




 ★4月16日(月)17:00〜 

  寺原太郎(バーンスリー)、シェン・フリンデル(タブラ)


 ★4月17日(火)17:00〜 

  新井考弘(サントゥール)、U-zhaan(タブラ)


 ★4月23日(月)17:00〜

  川崎ピースケ(サーランギー)


 ★4月24日(火)17:00〜 

  ヨシダダイキチ(シタール)、U-zhaan(タブラ)




割り当て時間はなんと各20分!
つきましては4月23日夕方5時からはサーランギー特集と題して、
川崎ピースケの生出演&生演奏に加え、製作風景ロケin狸化室まで予定されています。

そんな時間あったらスイーツ情報かなんかに差し替えた方がよっぽど有意義だと思うんだが…


どのサーランギで何するもんだか、ただいまあれこれ打ち合わせ中です。
製作中のサランダやエスラールも出てくるかも?
BSアンテナつけてる人はぜひ録画しながらご覧ください。

※なお上記予定は4月8日現在までに戴いているスケジュールで、
緊急ニュース等の都合により放送内容が変更される場合があります。






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少し綺麗な川に行って、流れの中の石ころをめくるとさ、
こういう↓円盤状の虫がへばりついてるんだけどさ、

 ※パソコンの人はほぼ原寸大。


一応みんなに予め聞いておこうと思うんだけどさ、
どうかな、やっぱし苦手? 見るのも駄目? 意外と平気?

じゃ、もしもさ、もしもだよ、こういうのが無数にさ、
いっ〜〜ぱい採れちゃったから見せたげるったら、
どうかな、やっ……





…わかったよ。【閲覧注意】って書いときゃいいんだろう。


  
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Posted by 川崎ピースケ at April 8, 2012, 12:11 am
April 2, 2012, 12:40 am
博物造形取材紀行(後の後)日本生態学会編




先日はうららかな春の小川へ「ヒラタドロムシ」を採りに行ってきたんだけど、
携帯電話を自宅に忘れてきたことに出掛けの電車ん中で気がついた。
写真を撮れないのは残念だけど後日また行く予定だし、
今日は誰も連絡してきそうにないわな〜と思ってそのまま目的地へ。


そしたらそんな時に限ってお電話やメールがあちこちから!
狙いすましてるとしか思えません。






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前回のつづきです。

●『日本生態学会大会』に潜入、知られざるダンゴムシの秘密に迫れ!




所属:狸化室(自然造形学、甲殻類)!!

わははははははは、何者?
こんな名札をぶら下げて「日本生態学会第59回大会」に参加してきました。



名だたる生物科学者たちが全国から一堂に集結、
最新の研究成果を無数に世に放っていく大会なのですが、はっきり言って、
発表内容の9割は一般人にとっては全くどうでもいいものばかりである。
ワクワクするだろ?


なかでも注目したのが、日本を代表するダンゴムシ研究者たちによる緊急企画、
『日本に生きるダンゴムシの不思議』。
ワラジムシの仲間の分類、生態、問題解決能力の考察、
果ては “ダンゴムシに心はあるか?” の思索などなど…


実はこの発表を聴講するのが今回の旅の真の目的でしたのです。
だいたいの事は知ってるつもりだったピースケも、
そうだったのぉ?! うわっそりゃ発見じゃないのぉー!!
えっそんなことまで試してみちゃったのぉーー??!! と驚きの連続でした。




特筆だったのは「青いワラジムシ」研究を手がける、
“じゅじゅちゃん” こと、Kさんによる研究発表だ。


野外から稀に、異様に青い色をしたワラジムシ類が見つかるそうです。
特定のウイルスに感染して青くなってしまうというので、
まあ色素が抜けりゃそんなふうになんだろ〜なんて考えてたら、違うって。
なんと体内でウイルスが○○を○ることで変色するんだとか。どぇ〜っ!!

病気の個体は行動にも奇妙な影響が出るそうで、
本来は好まない○にも平気で向かうことを実験で明らかにしてくれた。

ってことは当然ウイルスが “わざとやっている” 、
つまりはひとつの繁栄戦略なのではあるまいかと考えられるのである! かもしんない
いや〜思わず鳥肌! だから生物は分からなくって面白い。


かくして感染原因から経路そして行動原理までを詳しく追究し、
身近な生物の誰も知らない秘密を解き明かそうと奮闘する第一線の研究発表者、
↓教壇に立つその御方こそ、驚くなかれ…



小学6年生の女の子でいらっしゃいます。すご〜い!
とても理解しやすい刺激的な発表で、聴きに行って良かったです。




ほらほらっ、全国のプロフェッショナル・ネイチャーインストラクターさんたち。
「自然の楽しさを都会の子供たちに」なんて上からのたまっとる場合じゃねえぜ。
ウカウカしてると負けちゃうぞーっての。


スポーツや芸術の分野でも大人顔負けの神童がときどき出てくるけれど、
こういう博物大好きっ子を見かけると、俺、ついニコニコ。
よしっ行け行け突き進めって心から思う。





そうなのだ、高らかに叫びたい。

若き研究者たちよ、自由に伸びやかに世界を斬り拓け!

つきましては怪しいクソダヌキおじさんからメッセージをひとつ。


しかし世慣れたささやきや薄ら笑い(杉良太郎「君は人のために死ねるか」)に、
純真な研究魂を傷つけられる場面もあるかもしれません。
いやらしい心の大人たちは己の凡愚な人生を慰めるために、
他者の瑞々しい発露を必死で潰そうとし、実際、多くは潰されていきます。

これはまったく残念なことですが僕の経験から申し上げれば、
指導の立場にある大人の中にすら “教える” という上位を崩されまいとする輩がいて、
好奇心旺盛な学生をやりづらく疎外していく場面がよくあるのです。



科学少年の知識と行動が物知り博士を凌駕する時、
博士は己の勉強不足に屈辱と嫉妬をたっぷり味わうハメになるのですが、
その残酷さに少年はまるで気付いてないってところがまた残酷なんだな。



だって白衣着てクルクル眼鏡かけて指し棒を持って、
「ふむ、よく気付いたのう! こういう理由じゃよ」とか言う気満々のところを、
目下の者に先を越されてバカみたいじゃん?



でもね、気を遣わんでいいぞ。年齢なんか関係ないし。
ズブのシロウトしか相手したくない自称物知り博士なんぞ軽く踏み台にしちゃえ。
もし変な圧力に遭っても、自分を信じて負けずに邁進し続けてほしい。
手を差し伸べる優しい人たちの力添えを大切にして、
情熱の高みに思うさまブッ飛んでもらいたいものだ。




とは言ったものの、じゅじゅちゃんのまわりに関しては何だか、
親身に応援してくれる大人の皆さんがいっぱいな感じだったなー。うらやましい。

ピースケの人生は足引っ張り屋や潰し屋もそこそこ多かったからなー。
引っ張り屋や潰し屋が多いと心のあちこちを揉みしだかれて、
ついにはこんな傷心ヒネクレ狸になっちゃうんだ。やかましいわ。ほっとけ。






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はい、以上で京都と滋賀の話はおわり。
いろいろなあれこれを考え、考えさせられた、よい機会になりました。
時々こういうモノローグタイムが欲しいものですね。


おかげさまで次回作、サーランギーシリーズ修了品の概要がおおよそ固まった。
観る人によっては嫌悪感を抱くドン引きのデザインである。
ちょっと本当にさる方面からの抗議を喰らう可能性を含んでいるが、
伏見の狐と相談の末、やっぱり形に起こすことにした。
モノとケモノとを綴る僕の想いが伝わるといいなと思っています。




あとこれはちょっと予想外の事態だし、
まだ打ち合わせ進行中なのではっきりとは言えないのだけれど、
ただいま思いがけない方面から研究発表の機会を頂戴しつつあります。
日本史上前代未聞の秒数でサーランギー属にスポットがあたるかもしらんのです。


だけど「サーランギを作り始めてだいたいの形になるまでを撮影できれば」ったって、
いくらなんだってそんなんロケ1日じゃ無理ですってば。
半年くらい密着取材しに来るおつもりか。


  
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Posted by 川崎ピースケ at April 2, 2012, 12:40 am
March 29, 2012, 3:30 am
博物造形取材紀行(後の前)琵琶湖博物館編



前回のつづき。


●琵琶湖のほとりの隠れ極上施設『琵琶湖博物館』を調査せよ!


こう言っては誠に失礼だが大概において、
辺鄙な博物施設というのはB級感あふれる珍怪スポットを呈しているのが相場だ。

滋賀の湖畔にひっそりと建つ博物館と聞き、おそらくはご多分に漏れず、
さしづめそんな展示室なんだろうとたかをくくっていた。


底になんか汚いカスのたまった魚のホルマリン液浸標本であるとか、
当時の漁のようすを写したパネルがすっかり黄ばんでしまっているとか、
45cm水槽のナマズの子供が大きくなったヨ♪って館員さん手描きの成長記録とかさ。
なんだかな〜、日本一の湖だったらもっとパワーぶち込めよ〜、なんつってね。


いやむしろチープでアットホームで突っ込みどころ満載の雰囲気こそ俺は好きだし、
遠方からはるばる来てコレですか?! とずっこけるレポートもまた一興というもの。
話のタネに覗いてみるべ〜と軽く構えて突入したわけだが…









…とんでもなかった。全力の土下座で詫びなければならない。














広いぞ、凄いぞ、琵琶湖博物館!





太古から現代に至る琵琶湖をテーマに、湖と我々のあり方を多角的に問う、
その展示の実力と情熱たるや… はっきり申し上げて、
上野の国立科学博物館をも凌ぐ濃密なパワーを発していると言っても過言ではない。




標本もさることながら、特筆したいのは樹脂使いだ。
プラスチック製の展示モデルには目を見張るものがある。
とりわけ水に対する人間の負の部分である、
汚水の行方を厳しく問題提起した模型表現には目頭が熱くなった。


便器に竜巻くリアルなウンコ小便に、






どぶ川の生物の拡大モデル!





わざわざコッペパン大に作られたミズムシ(水棲ワラジムシ)の模型は、
地味で薄汚いこんな奴らも大切な地球の仲間であることを示す。
もしここにハナアブ幼虫の模型が同席していたら俺は本気で泣いていたかもしれない。


ハナアブ幼虫の大きいぬいぐるみを枕元に置いて一緒に寝たいくらいだもの。
ハナアブ幼虫がどんなんだかは画像で検索してね♪


センチコガネと記念写真のくまお




展示物にじゅうぶん満腹したのに、階下の生体展示がまた凄かった。



ビワコオオナマズ君


ちょっと待ってくれ、これはもはや水族館の仕事ではないのか。






最後には “世界の湖” と題して巨大チョウザメまでもが現れる始末。





いやはや参りました。完敗です。
くまなく観ていたら1日を費やしてしまう充実の博物館だった。

皆様もどうぞ1日潰す覚悟でご来館くださいませ。
日本の淡水生物好きッ子は絶対に行けっ!! (義務)







キャッチ&リリースが美徳の釣りバカどもに当てつけるように、
食堂では名物ブラックバス天丼を戴けるのであるが、
時間の都合で断念し、博物館を後にしたのでした。
もっと居たかったなあ〜。






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次は旅のメインエベント『日本生態学会潜入レポ』なんだけど…


また熱くなって文章が長くなりそうなのと、
明日さあ、急遽、生きもの探し関係で早起きせにゃならなくなった。

だのでごめん今宵はここまでにさせて。また近日中に更新します。



  
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Posted by 川崎ピースケ at March 29, 2012, 3:30 am