December 19, 2008, 7:01 am
「高瀬舟(3)」完
「高瀬舟(3)」完
作:森鴎外
Mori, Ogai
朗読:日高徹郎
11分55秒
庄兵衛は喜助の顔をまもりつつまた、「喜助さん」と呼びかけた。
今度は「さん」と言ったが、
これは充分の意識をもって称呼を改めたわけではない。
・・・・・・・・・・・・・・・
次第にふけてゆくおぼろ夜に、
沈黙の人二人(ふたり)を載せた高瀬舟は、
黒い水の面(おもて)をすべって行った。
底本:「山椒大夫・高瀬舟」岩波文庫
1938(昭和13)年7月1日第1刷発行
1967(昭和42)年6月16日第34刷改版発行
1998(平成10)年4月6日第77刷発行
初出:「中央公論 第31年第1号」
1916(大正5)年1月1日発行
入力:kompass
校正:土屋隆
2006年3月8日作成
青空文庫作成ファイル
December 18, 2008, 9:13 am
「高瀬舟(2)」森鴎外
「高瀬舟(2)」
作:森鴎外
Mori, Ogai
朗読:日高徹郎
11分09秒
しばらくして、庄兵衛はこらえ切れなくなって呼びかけた。
「喜助。お前何を思っているのか。」
「はい」と言ってあたりを見回した喜助は、
何事をかお役人に見とがめられたのではないかと気づかうらしく、
居ずまいを直して庄兵衛の気色を伺った。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
それを今目の前で踏み止まって見せてくれるのがこの喜助だと、
庄兵衛は気がついた。
庄兵衛は今さらのように驚異の目をみはって喜助を見た。
この時庄兵衛は空を仰いでいる喜助の頭から毫光(ごうこう)がさすように思った。
底本:「山椒大夫・高瀬舟」岩波文庫
1938(昭和13)年7月1日第1刷発行
1967(昭和42)年6月16日第34刷改版発行
1998(平成10)年4月6日第77刷発行
初出:「中央公論 第31年第1号」
1916(大正5)年1月1日発行
入力:kompass
校正:土屋隆
2006年3月8日作成
青空文庫作成ファイル
December 16, 2008, 12:37 am
「高瀬舟(1)」森鴎外
「高瀬舟(1)」
作:森鴎外
Mori, Ogai
朗読:日高徹郎
8分00秒
高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。
徳川時代に京都の罪人が遠島を申し渡されると、
本人の親類が牢屋敷へ呼び出されて、
そこで暇乞いをすることを許された。・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
この男はどうしたのだろう。
庄兵衛がためには喜助の態度が考えれば考えるほど
わからなくなるのである。
底本:「山椒大夫・高瀬舟」岩波文庫
1938(昭和13)年7月1日第1刷発行
1967(昭和42)年6月16日第34刷改版発行
1998(平成10)年4月6日第77刷発行
初出:「中央公論 第31年第1号」
1916(大正5)年1月1日発行
入力:kompass
校正:土屋隆
2006年3月8日作成
青空文庫作成ファイル
March 20, 2006, 6:37 am
「最後の一句」 森 鴎外
「最後の一句」 森 鴎外
(33分3秒)
作: 森 鴎外
よみ:日高徹郎
ポッドキャスト
April 19, 2005, 3:11 am
「舞姫(2)」森鴎外
よみ
日高徹郎
April 19, 2005, 3:09 am
「舞姫(1)」森鴎外
よみ
日高徹郎